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雨の湖北を初詣+冬の風物詩

今年は妹や僕のシフトの都合上家族で初詣はしなかった。ということで僕1人で初詣巡りすることにした。伏見稲荷や宇治上神社などを擁する京都に住んでいる僕だが、今回は故郷ながら今まで行ったことのない滋賀県長浜市の長浜八幡宮の方に足を伸ばした。

ちなみに、今回は「冬の関西1デイパス」を使用。往復より値が張るが、気ままに下車したりしたいのでこれで湖北へ北上。

湖北の総氏神

まずは、こんな風にラジオCMで言われる長浜八幡宮(八幡さん)へ。滋賀に実家があった頃は福井の氏神様へお参りすることがほとんどなのと誰からも誘われないし誘うこともないのでほぼほぼ初めてだ。

この日は3連休の翌日で人は極端にまばら。祈祷中で太鼓がドンドコ鳴ってたから外は余計に少なく感じる。とはいえこのご時世柄では最高とも言える環境ではなかろうか。

お賽銭を入れて、お祈りした後、おみくじを引いてみた。

結果は末吉。それでも、書かれているアドバイスを見ると今の自分にどストレートに刺さるようでとりあえずこれも運が良かったと言えよう。

境内の外れぐらいの林の奥には長浜市民弓道場がある。弓道部現役の高校時代には昇級審査や「納射会※」などで大いにお世話になった。八幡さん本体は初めてではあるが、ここに来ていた故迷わず来れたし、赤十字病院というランドマークの真横だから比較的分かりやすい場所っていうのもあるから実は馴染みある場所だ。

※1年の締めくくりに「引き納め」する弓道行事。我が弓道部の場合、試合したり、景品が当たるお遊び的なことまで、高校生からベテラン、キッズまで多彩な世代と交流していた。

湖北のえべっさん

八幡さんを後にし、黒壁スクエアの通りを抜けてお次は豊臣秀吉ゆかりの豊国ほうこく神社へ。

名前では分かりづらいがいわゆる「えべっさん」。西宮などと同様「十日えびす」が開催中だった。

境内には湖北にある僕が聞き慣れたお店や企業の名前がずらり、縁起物を売るテントや「商売繁盛」のBGMの雰囲気が非常に楽しそうで、連休明けにしては賑わいがある方だった。

黒壁ランチ

豊国神社を後にし、ちょっと腹ごしらえ。

黒壁スクエアの向かいにある96 cafeクロカフェ


中は梁剥き出しで開放感あるレトロで落ち着いた雰囲気。そんなこのカフェで頂くのが

近江豚ハンバーグのランチセット。近江でお肉と言えば牛だが、豚も肉厚で非常に美味しい。またええもんに出会えた。

湖北の冬の定番

ランチの後はあの冬の風物詩を見に行く。

長浜と言えばで「黒壁」とともに思い付くイベント『長浜盆梅展』。『慶雲館けいうんかん』に飾られる盆栽の梅を愛でる毎年冬の超恒例だ。

消毒し、靴の履き替え、PayPayで入場料を払い、いざ中へ。

大小さまざまな盆梅が厳かで落ち着いて、動物や鳥を模した飾りが自然の風合いを醸し出している。ここも連休明けの空き具合でゆっくり見れた。ばったり出くわしたびわ湖放送のカメラマンさんも三脚で良い画を狙いやすかったに違いない。

順路途中には盆梅カフェがあって、お抹茶+お菓子とともに盆梅や慶雲館の冬の庭園を楽しむことができる。特に雪の日はいい景色だろう。

そんなカフェでお抹茶としそを巻いたお餅を頂いた。かつて小6頃に茶道の出前授業で飲んだ以来約10年ぶりで作法はとっくの昔に忘れているが、口いっぱいに広がるほろ苦い抹茶の香りとしそ餅の甘酸っぱさがよく合う。

という風に冷たい雨の中という冬らしい湖北で初詣と冬の風物詩を見に行ってきた今回。実はいずれも初めてでまた湖北のいいとこを見つけることができた。ピンポイントの地元である高月町は「平成の大合併」で編入されたから、元からの長浜市や旧浅井あざい町は未知の場所がほとんど。それぐらいだだっ広い街なのだが、まだまだ楽しみは尽きないだろう。今年は特に姫町で何かご利益みたいなのも授かりたいところ。雪が落ち着いた頃にレンタサイクルを借りて巡ってみたりもしようかな。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。