新スポットを通過して見た。
雨の日曜日。仕事で追い詰められた僕だが、なぜか気力が残っていて、ふと思いついて列車に乗った。
新大阪へ
新快速で京都から新大阪へ向かう。
ここから乗るのは特急「はるか」
先に答えを言うと、この先にある「梅田貨物線」。「大阪駅(うめきたエリア)」と呼ばれる地下ホーム完成に先駆けて線路の付け替え工事が1日かけて行われた。「はるか」を全列車運休「くろしお」は天王寺から和歌山方面へ折り返す他、工事区間の末端を踏切で交差する「なにわ筋」という大通りも一部封鎖するという大規模なもので無事に完了した。
駅の開業は3月18日で、現時点で全列車通過ではあるが、駅は照明が点いていて通過する列車から見学が可能。そんな今だからこその光景を見に行く。
ちなみに今回は「J-WESTチケットレス」を購入。通勤系の特急や新快速の指定席「Aシート」を直前購入可能な「J-WEST」会員向けネットきっぷで片道「450円」。これに乗車券を合わせると自由席をゆうに下回る破格さだが、3月からは期間限定で「390円」に値下げされる。指定席だと一人一人拝見はしないために安くなりやすいし座席指定可能な「サイコロきっぷ」も通りで安いわけだし。
新大阪から「うめきたの地下」へ
そんなこんなで新大阪駅を出発。
淀川を渡ってJR神戸線とお別れし、カーブを曲がるとものの1分で地下に潜る。そしてしばらくすると…
「大阪駅(うめきたエリア)」のおでまし!「21番のりば」は世界初の「フルスクリーンホームドア」が設置されている。若干見えづらく少々伝わらないのでこの後折り返して、もう一度見てみる。
出口へ。
地下を駆け上がるとこれまで通り「なにわ筋」を踏切で越えて、環状線へと駆け上がる。
「都会の峠」の新兵器
ちなみにこの新たにできた坂は地下鉄などを避けるために急坂になっている。機関車が引っ張る貨物列車ではパワー不足で危険なため、切り替え直後から「引く用」に「押す用」電気機関車を後ろに付けるようになった。
広島にある「セノハチ(瀬野〜八本松間)」と呼ばれる「峠道」に対応した「ECO-POWER桃太郎」こと「EF210-300番台」が「都会の峠」を支える。
環状線をぐるりし、天王寺へ。
そんなところで西九条から環状線へ入り、天王寺へ。
わずか15分。新スポットを拝むために乗るというオタク的乗り方。性ですな笑
いろいろ「変」
「代走」として登板した「細か過ぎて伝わらない変な列車」を激写した後、折り返して新大阪へ。
もう一度、あの地下へ。
今度はホームドアで見えなかった部分を逆から見てみよう。
反対から見る地下ホーム
21〜24の「のりば」があって、特急の他、久宝寺、放出方面からおおさか東線、そこを通って奈良から直通快速がやってくる。
世界初と将来
21番のりばのホームドアは「デジタルサイネージ」が次の列車をお知らせして、やってくる電車にホームドアが合わせに行く形で柔軟に動く仕組み。2扉、3扉、4扉問わず対応可で“世界初”という「渾身の秘密兵器」と言えよう。
かつて、西武新所沢駅には「可動式ホーム柵」によく似たサイズを実証実験していた。ただ、あまり広がらず、改めて別のタイプがお目見えしたが、その実力や如何に。
また、将来的には「なにわ筋線※」とつながったり、阪急の新路線も乗り入れる予定※。
去り行くあの電車
また、22番のりばには「207系」による回送が停車していた。この後、新大阪から「直通快速/奈良行き」として運転される。3月から直通快速も乗り入れることにはなるが、「クロスシート車両」へ変更される。他路線で日常的に地下を走るから違和感0だが、去ることが決まり、こちらもかなり珍しい光景となる。
地上へ。さらに大阪へ
地上へ出てきてあっちゅうまに新大阪。
ちなみに今回も音楽をチョイス。『セプテンバーさん』以外図らずもヨルシカ。あるいはsuisさんがボーカル参加。たまたまです笑
この後大阪駅へ移動し、切り替えられて使われなくなった「廃線」を歩いて見に行くがこの続きはまた次の機会に。
この記事が参加している募集
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。