やっちゃえメトロ!
大阪メトロ中央線に投入が発表された二つの新型車両が話題となっている。この話題を聞いた「メトロラバー」な僕にとってはメトロらしい活力や大改革が微笑ましく感じる瞬間である。
ポップと奇抜な新車
30000A系は御堂筋線や谷町線の既存車をマイナーチェンジさせていながら、既存車とは異なるポップな装いで異彩を放っている。方や400系は民営化後初となる新規設計。「宇宙船」をイメージしたという大胆で奇抜な顔立ち、さらには1+1列のクロスシートを採用するなどしていて、これまでの地下鉄の中では一線を画すデザインだ。いずれも「2025大阪・関西万博」の輸送強化や旧型車の置き換えで投入される。
「民」の活力とメトロの取り組み
大阪メトロになって以降、「民」の活力を活かした様々なプロジェクトが展開されている。
↓梅田駅の超大型ビジョン
↑新大阪駅のテラス
昭和に作られた路線のレトロな雰囲気漂う駅はリフォームされ、梅田駅には「ギネス世界記録」に登録された超大型ビジョンが設置、新大阪駅にはトレインビューのテラスを新設した。
また、社員限定の顔認証の改札(上の写真)や「オンデマンドバス(事前予約の乗合バス)」など未来を見据えた実証実験も盛んに行われている。
これぐらいはやらないと
駅のリニューアルの報道のインタビューを見聞きすると、大胆なリニューアルに戸惑いや変わらない方がいいなんて声も聞いたりした。しかし、僕の場合は民営化して生まれ変わったならこれぐらいやって欲しいと思った。そして、梅田駅、本町駅など主要駅からリニューアルされ、見違えるような輝きには目を奪われる。さらに、計画されていた中央線の新型は未来感溢れる度肝を抜くデザインとなり、新時代や万博アクセスに相応しい良いものに仕上がったと思う。
民営化して3年半ちょっと。まだまだ始まったばかりではあるが、公営の堅い雰囲気はかなり和らいできてるように感じる。
「moving M」と呼ばれるロゴマークには大阪らしいエネルギッシュさが込められているというが、まさにそれを体現したのが新型車両や駅リニューアルなのではないだろうか。そして、中央線は万博会場となる人工島「夢洲」に乗り入れることになっている。1970年大阪万博で活躍した御堂筋線と北大阪急行のときのような急成長や大発展も夢ではないかもしれない。
大阪メトロで鉄道の世界に魅了され、推しでもあるから今後何をやってくれるのかが楽しみで仕方がない。
「やっちゃえメトロ!」
こうエールを贈って記事の〆としよう。
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。