電車の中でカンヅメ
京都から新快速で大阪に向かっていた僕。発車から8分はいつものように快調に飛ばしていると、次第に速度が落ちてきた。
前を走る特急が遅れていたため、それかと思い「列車位置情報」を見ると、前の新快速などがどういうわけか動かない。2、3度更新するとこんな文字が現れた。
京都〜吹田
運転見合わせ
お客様と接触
「岸辺駅(大阪府吹田市)」で「列車とお客様が接触」したために動かなくなった。もちろん乗っていた電車もストップ。最低でも1時間、長くて2時間はカンヅメ確定となった。
スマホを触ってもどうせ電池が切れるだけと、エッセイを取り出す。待つときの暇つぶしには持ってこい。そして、サイズもちょうどええ。
そうやって覚悟を決めた10分後、一旦「山崎駅」に移動の指示が出た模様。さすがに駅と駅の間に止められたら、何かあったときに困るし、精神衛生上も良くない。
さらに10分後、本来の停車駅「高槻駅」まで走行の指示が出た。特急も別の駅に移動したため、フルスロットル。
駅手前での入線許可待ちを経て…
30分でカンヅメから抜け出し、降りることができた。1時間でもあんな目に遭わされたらたまったもんじゃないのはみんな一緒だ。
改札口はこの人だかり。約2時間前には近くを並行する「阪急京都線」も“全く同じ理由”で運転を見合わせた。2路線もやられると路頭に迷う。
一方僕は、お腹も空いたことなので急遽下車して、カフェへ。
ハンバーグのワンプレートとサラダ、ドリンクセットで舌鼓。
さらに、「高槻阪急」にも立ち寄って、運転再開を待った。
図らずも途中下車する羽目になった。ただ、僕自身「高槻」に降りる機会が滅多に無い。だいたい大阪へスルーするか、京都へ帰るかになるから。すぐに解放されたのも相まってむしろ楽しかった。
余談だが、なぜか鉄道のことになると腹が括れる僕。これ仕事とかコミュ力に活かせへんのなんでや?
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。