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旅の不安を少し吐露

先日SNSで話題となったJR西日本の乗り放題きっぷ。JR西日本エリアの在来線、新幹線と智頭急行線※1、JR西日本宮島フェリー※2が乗り放題。新幹線や特急の自由席も利用可で指定席も6回使える。

※1上郡かみごおり駅(兵庫県上郡町)と智頭ちず駅(鳥取県智頭町)を結ぶ第三セクター鉄道。京阪神と鳥取を結ぶ特急「スーパーはくと」や岡山と鳥取を結ぶ特急「スーパーいなば」の抜け道となっている。このこともあってか上記のきっぷが自社以外で唯一適用されている。
※2宮島口から厳島神社のある宮島を結ぶ。『津軽海峡冬景色』で歌われた「鉄道連絡船」の生き残りで、上記のきっぷの他、「青春18きっぷ」も使用可能。

これを使って僕は現在旅の計画をしている。ホテルも取って、この切符を取れたまでは良いが、まだ不安が拭いきれない部分がある。

自然振り子に耐えられるのか

今回は久方ぶりに特急『やくも』に岡山から出雲市(島根県)まで乗車するつもりで出雲市駅前で宿を取った。この「やくも」に使用される381系電車は振り子の仕組みでカーブをスムーズに曲がる性能を有している。こういう特急列車はいくらでもいるし僕自身何度も経験している。しかし、この電車だけは旧式を採用してる故に揺れのクセが他と違うらしい。それ故にエチケット袋が常備されているだとか。
一度だけ倉敷チボリ公園に行った際に岡山から乗ったことがあると親から聞き、旧塗装の「やくも」と僕のツーショットがアルバムに残ってるが、物心がつく前で記憶がない。最高時速120キロで山道を駆け抜けていくというのはかつて乗った特急「しなの」(名古屋〜長野)に似ていて、幾多の振り子特急に耐えた僕が、果たしてほぼ初めての曲者に耐えられるのだろうか。それでも、万全を期すために、酔い止めドリンクをドラッグストアで買っておいたし、酔いを防ぐ手立てはあるし、貴重で引退が示唆されてる国鉄の名車をとくと楽しみたい。揺れのクセも含めて。

指定席どこで使う?

乗り放題きっぷでは6回指定席が使える。しかし、僕は新幹線や特急を数多く乗るつもりをしていて、先ほどの「やくも」や「サンダーバード」(大阪〜金沢、和倉温泉)「しらさぎ」(名古屋、米原〜金沢)「スーパーはくと」「ひだ(名古屋、大阪〜高山、富山etc)」「スーパーまつかぜ(鳥取〜米子、益田)」など乗りたいor乗ったことない特急を中心に乗り、さらに山陽新幹線は500系や「レールスター」、N700系が何種類もいるからいろいろ乗って違いを感じたいし、金沢から富山まで北陸新幹線も乗る予定。そして、乗れそうな区間はその時間帯で乗れるよう計画を立てている。ただ、欲張った故にどこで指定席を使うべきか迷う。11月の平日とはいえ、時間帯によって混む時間がわからないし、減便してる特急もいるからそれで混むことも容易に考えられる。長旅だからできるだけ座りたいのだが、悩ましいところだ。

荷物をどうコンパクトに抑えるか

不安症故に荷物が増えやすい僕。あれやこれや持って様々なリスクに備えたいものの、抱えると心に悪い。しかも今回は3年ぶりに宿泊を伴う旅行で人生初の1人で2泊3日。どれを持っていこうか。着替えはどんだけ準備しておくか。スマホ、Bluetoothイヤホン、ウォークマンなどの電気類対策など考えるとキリがない。日帰り旅行やライブの暇つぶしなどで経験があるし、3年前の経験があるとは言え、荷物選びはかなり迷うことになりそう。

約3年ぶりで当初の出雲市駅前の他、滋賀の米原でも宿を追加で取って、人生で初めて1人で2泊3日旅。西は広島、島根から東は富山まで、JR以外では広島、岡山、富山の路面電車、富山地方鉄道、北陸鉄道、福井鉄道まで広範囲を乗り尽くすことになる予定。それ以外にはいろいろ不安が多いし、健康面も保証はないし、すでにきっぷを受け取ってしまったし。どうなるかは分からないが、見慣れた列車、ご無沙汰、初見まで様々な列車に心躍る。そして、駅弁やご当地の美味しいものもいろいろ食べたい。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。