郡上から岐阜へ(みなみ子宝温泉→美濃太田→岐阜)
温泉に浸かった後、再び長良川鉄道に乗り込み、美濃太田へ、さらに高山線で岐阜駅を目指す。
We❤️長良川鉄道
やってきたのは三度「ナガラ300形」。ラッピングが施され「We❤️長良川鉄道」というメッセージが描かれた信用金庫の広告になっている。「306」という車両のみがロングシートにもなっている。
本当はもう2車種いるが、この車両の勢力的に出会うことが多い。
1両編成の車内は満席。高速バスもあるとはいえ、乗りたい人は乗りに来るだろう。
ヨルシカとHakubi
前半はヨルシカ、後半は郡上市出身の「片桐」さんがボーカルを務める「Hakubi」。本当はHakubi縛りにしたかったが、昼間より夜汽車の方に合わせたくなる。それでも、夕焼け空でもけっこういい。
美濃市駅&パーシモン美濃里号
美濃市駅ではレトロな柿色の列車に遭遇。「パーシモン美濃里号」という最新車両だ。国鉄時代のカラーを復刻。沿線が柿(=パーシモン)の産地であることが命名の由来となっている。車内には同じ沿線の名物である食品サンプルの干し柿も飾られている。
新しい駅と名鉄電車
美濃市駅〜関駅の間にある駅は比較的新しい。ホームの土台がレンガ作りではなく。柱のみでスケスケになっている。
このうち松森駅と関市役所前駅は1999年開業。名鉄美濃町線の廃止代替として設置された。
岐阜市内を中心に揖斐郡、関市、美濃市に路線を伸ばしていた名鉄の路面電車網(別名 600V線区)。しかし、モータリゼーションという荒波に勝てず赤字で経営難に陥った。2005年までに全廃し、バスに転換された。新関〜美濃間は1999年に廃止。代替として並行する長良川鉄道に新駅が開業した。
関駅
美濃太田駅
美濃太田駅に到着。きっぷを回収する駅員のおっちゃんは各々お客さんに
「はーい、おつかれさーん😄」
と声をかけていた。ローカル私鉄でよく見るラフな接客だ。立ちっぱなしで西日降り注ぐ車内はすごく暑かったからすごく嬉しかった。
JR高山線
美濃太田でJR高山線へ乗り換え。青春18きっぷで改札へ入場する。下のホームに停車している普通列車岐阜行きに乗車。
入った途端めちゃめちゃ涼しい。
「高山線の冷房、神すぎる!!」
と思えるほど。長良川鉄道よりも頑丈な車体で快速向けの列車。何よりもドアボタンで閉められて保冷能力が高い。僕のふるさとの電車もそうやってたからむっちゃ快適やった。
だからボタン開いてたら閉めてくれぇなんねん。
木曽川に沿って走っていく。アメリカ製のエンジンは加速力、最高速度ともに凄まじい。振り子が無くとも、このスペックでも行けるもんだ。
名鉄特急北アルプス
鵜沼駅で接続し、鵜沼〜岐阜間で並行する名鉄線。今でこそ別々だが、過去に名鉄から高山線へのショートカット線路を使って、名鉄からJR高山線へ列車が直通していた。
その列車というのが「北アルプス」。新名古屋駅(現名鉄名古屋駅)と富山を結ぶ準急として、名鉄から国鉄へ直通。後に急行、特急と格上げされた。後年は高山以北廃止される代わりに、JR特急「ひだ」との併結も見られたが、高速バスとの競合から2001年に廃止。鵜沼駅のショートカット線も姿を消した。
路面電車やJR直通列車の痕跡は名鉄の歴史の1ページとして刻まれる。
1時間で岐阜駅に到着。
ここから東海道線へ乗り換えて京都に戻りたいところ。しかし、架線に引っかかったビニールを取り除いて大幅に遅延。混んでることを見越してご飯にする。
晩ご飯
今宵は地鶏の親子丼とむね肉の塩焼き鳥。夜になると飲みがメインで何しようか迷う。ビールもつけたいが、さすがに焼きそばしか食べてないのではキツい。いろいろ迷ったが、とりあえず美味しゅうございました。