雨の午前に直通特急
雨が降った月曜日の近畿地方。憂鬱になりがちな日だが、僕にとっては雨ソングを聴く「大“チャーーーンス”」てことで外へ繰り出した。
新快速で明石へ。そして思い付きで山陽電車で折り返して大阪梅田へ。
JR明石駅に隣接している「山陽明石駅」。並走してるとは言え、山陽電車はJRより駅数が多いし、西側では山陽電車が通る高砂市やJRが通る加古川市などの主要都市から各々乗り換えて行ける拠点としても賑わう。
待つこと15分。「直通特急/阪神大阪梅田行き」がやってきた。
車両は5030系。先に登場した5000系という車両のマイナーチェンジ版で当時最新のモーターを採用したり、ラッシュやタイガース戦、甲子園ライブなどの阪神線内の混雑に対応するために1列分減らしたクロスシートに改良されている。
1998年の「阪神ー山陽直通特急」運転開始に伴って、4両だった5000系に増結された5030系中間車もいて、古いモーターと新しいモーターのミックスが聴ける。
JR神戸線は何十回も乗ってるし、明石から須磨まではほぼ同じところを走っている。それでも、高低差がある分違う角度で見る、瀬戸内海や明石海峡大橋は新鮮。
板宿から先は地下線を細々飛ばすというのもかなりの面白さ。西代からは管轄が阪神(神戸高速)に変わるいつの間に感。須磨浦公園までの阪神特急もあるが、神戸三宮以西が各駅停車だし、「赤いの」と交互で来る「黄色い直通特急」も「神戸高速」の地下線は各駅に停まる。
新開地では阪急の特急大阪梅田行きに接続。別の線路を並走するライバルながら、神戸高速開通時からのお仲間。神戸三宮行き普通列車とS特急も阪神阪急双方に乗り入れるほど。
神戸三宮からは阪神電車という「第2ステージ」。海沿いの高架を駆け抜ける。
約1時間で大阪梅田終点。新快速がもちろん早いが、こういう早いようなのんびりのような旅もまた良き。
阪神大阪梅田駅は改装工事中。線路を埋め立てて、ホーム幅を広げたり、ホームドア設置などのバリアフリー改良が進められている。今までの雰囲気もらしさがあるが、駅サインがかなり特徴あるモダンさだからむしろ合うのかも?
雨ソングを掛けつつ、地下線では「東京メトロ」のCMソングもチョイス。「むしろ昨日の方が良かった?」とは思うが、地下鉄のCMソングならピッタリやないか。
おまけ
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。