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クリープハイプトリビュートをレビュー
2024年8月28日にリリースしたクリープハイプトリビュートアルバム
『もしも生まれ変わったなら、そっとこんな声になって』
クリープハイプ現メンバー体制15周年を記念したもので、全11組のアーティストやバンドがクリープハイプの名曲をカバーしている。
個人的にも昨日の列車旅で存分に聴いていた。一方、インスタグラムを見るとこちらも盛り上がってた。個人的な思い出、他の人の感想などを交えて全曲のレビューをしてみたい。
SEKAI NO OWARI/栞
セカオワは『栞』をカバー。クリープハイプとは違うストリングスやピアノ入りのアレンジ。聴いてると「Radio Bestsellers※」によるアレンジに近い。クリープハイプセルフカバーよりも1番最初のが好きなFM802リスナーにとってはセカオワの栞がしっくりくる。
※大阪のラジオ局「FM802」による春の新生活キャンペーンで結成された特別ユニット。2018年度は尾崎世界観を中心にあいみょん、スガシカオなど6人のボーカルリストがユニットを結成。そのときに『栞』という曲が書き下ろされた。
ヨルシカ/憂、燦々
CMソングになった『憂、燦々』を歌ったのはヨルシカ。僕が1番大好きなバンドでキレイなアレンジは泣かずにはいられない。
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ヨルシカのMVで映った路線で「憂、燦々」聴いたら涙がエンドレス😭
これをヨルシカのMV聖地巡礼帰りで聴いていた。聴いてたタイミングもあるが、やっぱり待ち望んだだけあってその分の涙がたくさん出てきた。ヘビロテ確定だ。
10-FEET/手と手
スラムダンクの映画主題歌で一躍ブレイクした「10-FEET」は『手と手』をカバー。軽音部の後輩女子とDMで絡んでたら
テンフィがカバーしたらこんな優しい曲になるのかと涙が出そうでした🥺
と感動していた。
パンクバンドらしい荒っぽい雰囲気ではあるが、尾崎世界観さんが綴る優しい歌詞と合わさるとギャップ萌えするのかも。これは僕も好きやな。
UNISON SQUARE GARDEN/イト
ユニゾンは映画のタイアップになった『イト』をカバー。ユニゾン聴いたことある人なら絶対わかるあの曲のギターメロディからスタートするのが秀逸だし、原曲よりも明るく歌ってるのが好き。僕の先輩も「アレンジ良すぎる」とストーリーズでコメントしてる。
ano/社会の窓
anoこと「あのちゃん」は『社会の窓』をカバー。原曲よりも激しくなっていて、シャウトもえげつない。それなのに落ちサビに入った瞬間、急に優しい歌声に変化するのはあのちゃんの病みキャラを反映しているかのよう。アレンジの中ではインパクトがダントツだと思う。
indigo la End/ABCDC
インディゴらしいギターのリズムや悲しみ感じる声がなんともいい。川谷絵音さんの声を聴くと尾崎さんの声にも似てなくないと思うし、なんか違和感ない。
WartS/キケンナアソビ
個人的に最近はじめましてな「WartS」。独特の仮面を被る謎めいたビジュアルが基本形だ。『ふたり計画』という曲をラジオで聴くと激しいギターの歪みが好きになる感じ。そんな「WartS」による『キケンナアソビ』は文字通りのキケンな雰囲気漂う激しい歪みでアレンジされている。もっといろいろ聴いて知りたくなる。
東京スカパラダイスオーケストラ(feat.尾崎世界観)/ナイトオンザプラネット
トリビュートで唯一本来のボーカルが歌唱。お得意の「スカパラ+ゲストボーカル」でカバーする。原曲の4分半よりも1分長くなっていて、スカパラ9人の愉快なアレンジをじっくり堪能できる。どことなくジャズっぽくなってるのが、いいアレンジだ。
ウルフルズ/二十九、三十
『ガッツだぜ』でお馴染み「ウルフルズ」は『二十九、三十』。どことなく背中を押される感覚で「前に進め、前に進め」というところはまさにそんな雰囲気。陽気な関西人が歌うと切ない曲も一気に雰囲気が変わる。ヨルシカのn-bunaさんがラジオで選曲したのをきっかけに原曲から好きだった僕。原曲も好きだけど、ウルフルズverも好きかもしれない。
My hair is bad/ただ
「マイヘア」は『ただ』をカバー。軽音部のコピバンで少し知ってるだけで、これを機に少し他の曲も聴いてみた。
別の曲を聴いてみると、この選曲が合うかもしれない思った。「ただそばにいて」という歌詞はマイヘアにあってもおかしくなさそう。
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マイヘアの結成地は2駅隣の「高田地区」
それでも、マイヘアファンは聖地巡礼したくなるに違いない。
ちなみに僕、彼らの出身地「新潟県上越市」に昨日降り立った。初めてきた街だったが、バンドのプロフィールでこの街出身というのはなぜか知っていた
「マイヘアのふるさとやぁ🤩」
とかなり興奮してインスタのストーリーズに上げた。
次来たときは「えちごトキめき鉄道」とともにマイヘアお供してみようかな。
back number/バンド
数多くのラブソングを歌う「back number」は『バンド』をカバー。「全曲トレーラー(ダイジェスト)」を聴いたときに僕はこう思った。
このバンドが歌うにはこれしかないやろ!!
あまりにも曲の雰囲気とback numberの曲調が合いすぎている気がした。ラジオでしか聴かない僕でもなかなかいい選曲だと思って興奮した。
全曲聴いてみたけど、どれもこれもいい。発売告知をきっかけに11の原曲を聴いてみるとカバーの印象はガラリと変わる。これまで聴いたことないバンドも距離が縮んだ気もする。インスタを見るとかなり盛り上がってる印象だし、好きなバンド、思い出のバンドが歌うとなると興奮することは間違いない。
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