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「足のここが痛いんです」「なぜ?こんなところが痛くなるんだろう💦?」それ、神経の影響かもしれません!

皆さんこんにちは!理学療法士のYoshiki(@PtGekikara)です。


皆さん、この記事の題名にもあるような経験をしたことがありませんか?クリニックに勤めている方は経験したことがあるのではないでしょうか?


代表的な足部の痛みの訴えとして

・踵の内側が痛いです
・足の内側に違和感があります
・小趾側が痺れている感じがします
・足が動かしずらいです
・走ると足が痛いです。今は大丈夫ですが...


では、みなさんこのような主訴がある方に対してどのように対応されていますか?私の回りで多いのは...

・骨は異常がないって言われました
・1週間ほど様子を見て下さい
・運動不足です。運動してください


患者さんの立場からすると

「骨に異常があったらもっと痛いですよね」
「様子見て治ってないから来たんだけど」
「運動なんてできるか!!!」


少し、ミスマッチが生じていることが多いように感じています。なので、時間のあるセラピストがしっかりと評価し対処方法を提案することで、患者さんの納得や「安心感」に繋げていく必要があります。

先日も
「原因が分かったのでほっとしました」「重大な病気じゃなければそれで大丈夫です」
という言葉を頂きました。

なので、丁寧かつ対象者に合わせた評価・介入の大切を感じています。


話は逸れてしまいましたが、足底の痛みや違和感の評価・介入は難しいこともあります。不定愁訴と捉えられていることが多いですが、問診し、評価することで原因組織を捉えることができる場合もあります。


今回はその中で「神経」が原因となる、足底部の症状について記載していきたいと思います!


正直、教科書にはここまで詳しく書いていないと思います!


マニアックですが、是非参考になれば嬉しいです!


1.足底の感覚を支配する神経

何度か紹介していますが、足底の感覚を支配する神経は5つあります!

画像1


今回は5つの神経の中で、内側足底神経に着目して説明していきます!(外側足底神経、内側踵骨枝、下内側枝について、次回の記事で解説していきたいと思います!)


2.内側足底神経の解剖

内側足底神経は足根管より近位、もしくは足根管内で脛骨神経から分岐し、距骨と舟状骨と交差し、母趾外転筋と踵骨内側面の間を走行します。その後、足底内側のトンネルを通過し、母趾外転筋に沿って遠位に走行します(走行に個体差あり)。

図4


内側足底神経の解剖・走行から考えると「踵の内側が痛い」「足の内側に違和感がある」などの症状が出現する可能性があります。では、どの様な原因で内側足底神経が障害されるのでしょうか?


3.内側足底神経が障害される原因

内側足底神経は足根管を通過します。足根管内の内圧が上昇する回外足(ハイアーチ)や伸張ストレスが生じる過剰な足部の回内(扁平足)は内側足底神経を障害する原因になります。


~詳しい足根管の内容はこちら!~


その他の原因としては、①母趾外転筋と疎性結合組織の間を貫通し、トンネルを走行する部分、②距骨・舟状骨の位置関係が挙げられます(代表的な原因を述べています)。


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