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知らなくていい? 外側足底神経・内側踵骨枝・下内側枝

皆さんこんにちは!理学療法士のYoshiki(@PtGekikara)です。


前回の内側足底神経の記事と今回の記事を読んで頂くことで、足部の痺れの基礎的な部分は理解できるように作成していますので、是非こちらの記事もご覧いただくと嬉しいです!


今回の記事はさらにマニアックに足底の神経について深堀りしていきます!考えていく神経は外側足底神経、下踵骨枝、内側踵骨枝の3つになります!


みなさんはこの3つの神経の解剖や障害された時の症状は分かりますか?

なんとなく、足の痺れが生じそうなイメージはあると思いますが。もう少し、詳しく考えていくと評価・介入の幅が広がると思います!


それでは、宜しくお願いします!


1.外側足底神経の解剖

外側足底神経は脛骨神経からの分枝で、さらに下踵骨枝を分枝し、足底のトンネルを通過し、第4~5趾に向かって走行します。

画像1


解剖を深堀りすると、外側足底神経は母趾外転筋の深層を走行し、短趾屈筋と足底方形筋の間を通り、第4~5趾に終わります。第4趾の神経は内側足底神経(第3趾)と連続すると言われています。(これが絞扼されるとモートン病と言われている。今回は省略)

図5


まず、外側足底神経が障害・絞扼されるとどの様な症状が出現するのか考えていきましょう!


2.外側足底神経の症状

外側足底神経の症状は内側足底神経の症状と似ており、足底の感覚障害が中心に出現します。

図6


外側足底神経は母趾内転筋、短小趾屈筋などを支配していますが、運動障害が生じることは稀です。


運動障害が生じている場合、下内側枝の絞扼を疑います!下内側枝については、後ほど説明していきます。


続いて、外側足底神経が障害、絞扼される原因を考えていきましょう!


3.外側足底神経が障害される原因

外側足底神経は足根管を通過します。足根管内の内圧が上昇する回外足(ハイアーチ)や伸張ストレスが生じる過剰な足部の回内(扁平足)は外側足底神経を障害する原因になります。


また、足根管内にガングリオンなどの占有病変が生じると外側足底神経が圧迫され、症状が出現する可能性があります。


足根管以外での障害される原因として考えられるは?

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