その股関節屈曲制限の原因は前方?後方?側方? ~前方編~
皆さんこんにちは!理学療法士のYoshiki(@PtGekikara)です。
今回の記事では股関節屈曲制限を前方の因子に着目して、考えていきたいと思います!
突然ですが、このような患者さんに出会ったことはありませんか?
~股関節の前が詰まった感じがして痛いです!これ以上は曲げれません~
変形性股関節症を呈している場合、このような訴えがあることはわかると思うのですが、変形性股関節症が無いスポーツに従事している方や人工骨頭置換術後においてもこのような訴えを聞く場合があります。
「なんで、その部位が痛いの?」ってなりませんか?
以前、このようなエコー動画を紹介しました!
動画を見て頂くとわかるように、軟部組織がかなり柔軟に動いていることがわかります。私はこのエコー動態が股関節前方部痛を伴う屈曲可動域制限を解決する、ヒントになると考えています。
また以前の記事で、股関節屈曲の8~28%は骨盤が関与していることを記載しました¹⁾。骨盤-大腿リズムと呼ばれているものですが、この概念も股関節屈曲には重要になります。
この2つの観点から、股関節前方部痛を伴う屈曲可動域制限を考えていきたいと思います!
それでは、よろしくお願いします!
1.股関節屈曲可動域の全体像
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