『バッタを倒しにアフリカへ』
書籍情報
なぜ読んだか
この本も結構有名なものでもともと知ってはいたものの、読んではいなかった。ただ、持ち運びやすいサイズでもあるので旅のお供にもっていって読み切った。
記憶に残ったこと
書きぶりが軽快でよい
著者はブログや連載で文章を書き慣れているからか、とてもサクサク読める。リズムもよく、読んでいて苦しさもなく、直接おもしろい講演を聞いているように感じる。こういう本はいい意味であまり疲れずに読み進められるのでよい。
前向きポジティブ
バッタの大群を研究するためにアフリカまで渡り住んでいたのに、全然バッタが発生しないまま時間が過ぎたり、アフリカならではのボッタクリや過酷(?)な環境でさまざまな困難に襲われる。書きぶりがポップなだけにあまり苦しそうには感じないものの、実際に目の前で対処するのは非常に大変であったはず。それにもかかわらず、そういうものに負けずに前向きポジティブにそういった困難に立ち向かっていく様子はとても勇気をもらえる。
周りを巻き込んでいく姿
暗中模索で研究をアフリカで進めていくうちに、その熱意があふれる背中を見てだんだんと現地人からも信頼を獲得していく。その積み重ねでより周囲の人からの協力を得るようになったり、融通を聞いてもらえるようになっていく。その流れが日本国内でもアフリカまで波及して、より多くの人の注目を集めるようになっていき、バッタ問題に光があたるようになっていく。
所感
これも非常に面白い本だった!
やっぱこういう異国の地に乗り込んで、熱意と気合で突き進んでいって問題解決していく系の話はとても好き。
こういう辺境ライターもの(?)、何回読んでも飽きないんだよな。
この本は今年の4月くらいに続編もでているので絶対読む。
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