Product Hunt 2021/2/29週 TOP5
こんにちは。YJキャピタルの山下(Twitter:@JP_YJC)です。
今週も、Product Huntで先週人気のあったプロダクトTOP5を紹介していきたいと思います。
👇先週のTOP5はコチラ👇
第1位:バックエンド寄りノーコード開発プラットフォーム「Directual」
第一位は、バックエンド機能が充実したノーコード開発プラットフォーム「Directual」でした。
猫も杓子もノーコードな昨今、米国でもBubbleなどノーコードでサイトがリリースできる時代です。
Directualもノーコード開発プラットフォームではあるのですが、最大の特徴はBubble等がフロントエンドの開発に適しているのに対し、バックエンドの機能が充実している点です。
Directualは、NoSQLのクラウドデータベースや、API、バックエンドロジックなどを一気通貫で、かつ分かりやすいUI/UXで提供しています。
分かりやすいユースケースで言えば、商品購買後に自動でメール送付する、などのMAツールの機能の設計が利便性高く提供されています。
「フロントエンド寄りのノーコードプラットフォームのBubbleとMAツールのautopilotを足したようなプロダクトだ!」とコメント欄でも評されています。
ノーコードツールも、フロントエンド側の機能だけで差別化が難しくなってきていることから、「CMS」ではなく「マーケティングプラットフォーム」の側面が強くなってきています。「Directual」は、そうしたノーコードの時流の最たる例とも言えるかもしれません。
第二位:コミュニティ特化したフリーランスプラットフォーム「contra」
第二位の「contra」は、コミュニティ型のフリーランス向け仕事依頼サービスです。もっとも特徴的な点は、フリーランス同士がネットワークを構築し、仕事を紹介しあったり仕事のコラボレーションを行える点です。
日本のサービスで例えると、フリーランス版「YOUTRUST」というと分かりやすいかと思います。
従来型のフリーランスの仕事依頼プラットフォームは、依頼主→フリーランスへの一方通行のコミュニケーションが中心でしたが、「contra」ではフリーランスの友人の紹介などで仕事の斡旋を行います。
フリーランス同士の斡旋から仕事が生まれるため、企業側とフリーランス側双方の信頼性を担保しやすいのが特徴として挙げられます。
第三位:税制控除が簡単に受けられるneo.tax
第三位は「neo.tax」でした。neo.taxは米国の試験研究費税制控除の申し込みを、自動化するツールです。
そもそも、試験研究費税制控除とはなんぞや?というと、企業の研究開発にかかったコストの税を一部免除する制度のことで、米国の基準ではほぼすべてのソフトウェア開発企業が対象となると言われています。
収益が500万ドル未満のスタートアップの場合、R&D税額控除は、年間最大25万ドルにもなると言われており、企業としてはとても大きな制度になります。
ここまで聞くと、「日本関係ないやん」と思われるかもしれませんが、当社は中長期では、こうしたサービスで企業の会計データを収集し、ビジネスモデルごとに機械学習で最適化・自動化された会計サービスを提供していくとのことです。
第4位:顔写真をアニメーション化できる「Deep Nostalgia」
第4位の「Deep Nostalgia」は、ディープフェイクの技術で、人の画像の顔から上を動かして、アニメーションにすることができます。
アカウントを作れば誰でも顔をアニメーション化できるので、よろしければお試しください。
試しに自分の顔写真でアニメーションを作ってみました。
自分の顔を知ってる身からすると、なかなかリアルに動いてます。これはすごい。
第5位:簡易的なサービスアナリティクス「June」
「June」は、サブスクリプションビジネス向けの、アナリティクスツールです。リテンションやアクティブユーザー数、エンゲージメント数など、シンプルな指標を、数分で導入可能かつ、簡単なテンプレートが用意されており誰でも確認することができます。
プロダクトのMVPのフェーズでは、このように計測する環境が重宝されると思いますので、まさにスタートアップ向きのSaaS計測ツールになっています。
実際、ゴール設定機能やslackでの目標共有機能などスタートアップ向きの機能がシンプルながらついています。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました!
今週はエンジニア向けサービスがランキング上位の多くを占めていましたね。
来週もProduct Huntランキングまとめを公開予定です。気になる方は、以下のTwitterフォロー or マガジン購読をお願いします!