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【僕ヤバ感想】Karte.93から一晩おいて

 ※今日の記事は、自分の気持ちを整理するために書くので、いつも以上に独り言めいてます。ただ気持ちは昨日より前向き。カレーライスじゃないけれど、一晩置くと考えもまとまるみたい。

 今までの僕ヤバの展開を考える。そうすると、ハラハラしても自分の想像以上に感動して、市川や山田の成長、見守る周りの優しさに幸せな気持ちでエピソードが締めくくられていることに思い至る。今回もそうなんじゃないかな。
 市川も山田も、まだまだ中学生。あるいは中学生だから「泊まってもいいですか」みたいなセリフがでてきちゃうのかも。
 小学生、それも低学年同士だったら幼馴染でのお泊り会はあり、でしょう。高校生になったら「お泊りしたいけどそれは親の前でやっちゃだめでしょ」という知恵?がついてくる。いやこっそりもだめだけど。
 体と心の成長がバランスがとれてない中学生だから、山田は「もしかしたら、お泊りしてもOK?」と考えたのだろうか。

 Karte.93で、山田が親に電話している時、市川の両親から離れて電話している(廊下に出ているのかな)。すると、市川の両親は「山田は、親に夕飯がいらないと断りを入れた」ことのみ知ってて、言い訳におねえを使ったことは知らない様子(他人の家で、山田もそこまで大きな声は出さないだろう)。となると、市川の両親は「山田は、ちゃんと市川【くん】の家にいる」と連絡したと思うのが自然かな。まさかおねえをダシにしてるとは思わないだろうし。
 そして山田のママは電話越しにおねえの声(女の子の声)を聞いていて、こっちも「かなちゃん?仕事で新しく一緒になったモデル仲間かな?」と思うかもしれない。山田は仕事帰りだったし。

 問題は、山田が泊まると言う場合に、それを市川の両親がすんなり受け入れるのか、山田がどう親に言い訳(だよね)するのか、というところ。

 おねえは飲みすぎて口が滑ったし、山田もついノリで言っちゃった可能性があるから、Karte.93の展開は不思議ではないけれど、今回それを「親の居る場所でやっちゃった」ことが引っかかってる。引っかかっていると言うか、今までのお互いの家でのハプニングと違う。それまでの家でのハプニングは両親がいないところだったし、お互い理性が効いている。
 で、昨日も書いたけど、もし山田が異性の家に泊まろうとしていると判明したら、山田の親(特にパパ)が許さないでしょう、と思う。
 そして市川の両親もすんなり異性のお友達?がお泊りするのを認めるキャラではない気がする。今回に限って、市川の家の方は1万歩譲って「おねえちゃんとなかよく女子同士のパジャマパーティーするのかな」と思ったとしても。でも言い訳としては苦しいよ。
 そして山田は言えるのか。かなちゃんというのは実は市川のおねえだということを。山田のパパが知ったら仕事帰りの汚れたシェフコートのまま市川の家に飛び込んでくるかもしれない。来週の予告「星になった市川」だったけど、パパに威圧されて一回消滅しててもいいよ!ジャージのことも決着ツイてないし。
   それとも、市川は以前「光を見つけた」と送辞の中で暗に山田に感謝してたけど、今度は市川が星になって山田の道を示すとか言うことなんでしょうか。

 いずれにせよ、お泊りすることになった場合、市川と山田の行動より「それを認める保護者って、今までの僕ヤバの世界にいる登場人物として違和感を感じる」というのが、私の気持ちの正確なところ。周りの大人は、まだ子どもである市川たちを大事に育てようとしている存在として描かれていると思っているから。

 でも、私は市川の倫理観を信じたい。きちんと育って、黒だけでなく白の濁川くんもいる市川。帰るように説得するといいなと思ってる。もちろんこれはのりお先生の漫画なので、先生が好きなように書いていただきたい。私のは単なる邪魔な願い。

 さらに個人的なことを書くと、Karte.93で、山田が名前呼びに成功するとか、かわいいおねえのファッションショーとか、楽しいところもあったのに、直後の読後感にそれらの可愛いところの印象が消え去ってしまったのがちょっと寂しかった。

 おねえはお酒が入ると気が大きくタイプなのかな。あるいは山田がプロのモデルだということに驚いて、自分を景気つけるためにグイグイお酒いったのか。飲みすぎに気をつけてね!

 あと、市川ママがケーキを持ちながら歌ってたのは、ショパンの華麗なる大円舞曲だと思ってて、バースディソングじゃないんだと勝手に思い込んでた。

 

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