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写真の断捨離②~気持ちの変化~
写真スキャンをしていると他の事に集中できない!
快適空間目指しつつ、家にある不要なものを処分中の私。
ある程度の処分をして断捨離停滞期に入ったので、とうとう「自分の中では一番捨てにくいと思われる物NO1」の写真整理に着手しました。
それが、ただバシバシ捨てるのが忍びないということでスキャナーでデータ化しながら進めております。
いくらnoteを書きながら、洗濯しながら、〇〇しながらの「ながら」スキャンとは言え、これをやっていると、どうしても集中力が分散されるので、ぶっちゃけ集中してやりたい事に、全く身が入りません。
仕事の翻訳とか、自分が本当にしたい創作とかは、どうしても集中してやらないと全く進まないのですが、写真スキャンという機械的作業が挟まるだけで、こんなにも手付かずになるものか、と慄いています。
これでは本末転倒です。
ホントは自分のやりたい事のついでに写真スキャンのはずが、写真スキャンが頭を使わなくても出来てしまうため、こっちをサクサクやりながら、仕事に集中できないという状況。
ヤバい・・・。この作業めっちゃ邪魔や・・・。
と気づいてしまいました。やっと気づいてしまいました。
でも、試行錯誤しながらやってくると、写真スキャンが進むごとに少し心境も変わってきたので、今日はそれをシェアしたいと思います。
《写真スキャン開始当初》:
スキャンでデータを残しても、写真自体も捨てないで暫く取っておこう、と思っていました。万一データが消えてしまったら何もなくなってしまうという心配と、見返すと忘れていた当時の情景が思い出されて、データを取ってしまった後でもいやいや捨てるなんてとんでもない、という気持ちでした。
データー化にこれだけの労力と時間をかけておきながら断捨離できてないやん、という現実。
まあ、元々置いてあった空間があるのだからパソコンで手軽に見れるメリットと、現物もあるという安心感、両方持っておけばいいや、と思いました。
《3~4年分くらいスキャンが進んだ頃》:
スキャンしたんだから似たような写真が何枚も重複しているような写真はどんどん捨てたらいいじゃないと感じ始めました。
スキャンをし終えた写真から処分する写真が増え始めました。
《絶対に捨てられないと思っていた一番楽しかった頃の写真》
過去の写真の中で、一番たくさん写真を撮っていたのが、大学の留学生時代の写真でした。
こうした写真だけでなく
こんな入場券まで保管してありました。
大学時代で若く、まだ世の中のホントの厳しさも知らず、海外の留学生ライフ。楽しくない訳がない。
しかも自分の大好きな中国語にどっぷりという幸福感。ただ喋るのも勉強。勉強も遊びも全て楽しく、当時はたった一年の留学生生活なのに、北京は私の第二の故郷、今年が私の人生の全盛期、なんて思っておりました。
そう思っていたくらい超満喫していたあの一年。これが人生の全盛期、なんて20歳そこそこで思っていたという鮮烈な記憶が自分の中にも残っていたので、じゃあここから捨てる写真なんて皆無でしょう、と思いました。
でも、膨大な量の留学時代の写真を見ながらふと思いました。
「アレ?この写真いる?」
人生の全盛期なんて、それはその時めちゃめちゃ楽しかったからそう思っていただけで、本当にこの時が私の人生の全盛期だったか、については考えるまでもなく「否」。その後の20数年の人生で、私の人生の全盛期はどんどん上書きされてきてるじゃないの。
そう、鮮烈な記憶は鮮烈に残ってはいても、それは当時の私にとっての真実ではあったけれども、今の私の真実ではありませんでした。
見返してみると一つの「過去の記憶」と化していました。
「一番楽しい時期」はどんどん更新されていました。
そして
「きっと手をつけられないであろう”いっちゃん楽しかった”留学時代」の写真をスキャンし始めると、”楽しかったが故”のアホ写真満載。
一気飲み勝負をしている写真、よくわからない仮装をしている写真、同じ場所、同じメンバーでコマ送りのようにやたらと何枚もある写真。
・・・アホの記録でしかない・・・。
スキャンの前からデータ化する写真自体を選択→スキャン→現物も要らない。そういう感じになりました。
スキャンにかける不毛な時間よさようなら。アホの記録よ、さようなら。
そうして大体一つの事をやりだすと、最後までやってしまわないと気が済まない凝り性な?不器用な?私。
それも止めました。写真のスキャンはやって一日1時間まで。これをメインに生活が回るなんておかし過ぎ。
亀速で依然断捨離進行中。
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