え!「あながち間違いじゃない説」浮上!
「うりがとあ」
深圳からの帰り道、地下鉄の中でそんなスーパーの袋をぶら下げたおばちゃんを見かけた。
「・・・・・。また大胆な・・・。」
そんなの、「ありがとう」の配置ミスだろう?ユウはそう思っていた。人間の脳ってホントにファジーというか、フレキシブルというか、こんだけ派手に間違ってても何が言いたいのかわかっちゃうんだからスゴイよな~・・。
間違っててもこんなに簡単に正しいものが認識できてしまうなら、こういうちょっとした並び替えのミスとか、示す偏が衣偏になってるだとか、勝手に脳内変換でやり過ごせてしまえるものを探し出す校正とかの仕事って、逆に神経をすり減らしているものなんだろうか・・・。
疑問は頭の中でどんどん発酵し膨らんでいく。
そこまで考えてユウはふと気になった。
そう言えば、最近AIって人工知能がどんどんと幅利かせて来てるみたいだけど、AIも、そういうランダムに並び替えられた語句とか認識できるもんなんだろうか・・・。
AI…と言えば、まるでその是々非々を問わんが為に?その有用性と危険性の両面を少しでも、また一人でも多くの人に知らしめんが為に?日々色んな事をAIに聞いてはその答えを公開しているnoteも(ノー友)のGokuさんが頭に浮かぶ。
するとどうだろうか!まるで、そんなユウの心などお見通しとばかりに、こんな記事が目に留まる。
https://note.com/tsutsusi16/n/n45587f779384
ユウの心にはGokuさんのサービス精神と優しさと好奇心の強さにグッと来つつも、問題は、ただ派手に間違っているだけかと思っていた「うりがとあ」に、ちゃんと説明が、幾種類にも渡ってついていたことだ。
え?どゆこと?AIで答えが出たら、それはもう答えなんですか?
このGokuさんの記事、AIの答えを見て、
今ユウの心は揺れている。
「うりがとあ」は、もしかして「うりがとあ」で正しいのかもしれない・・・
という感覚が起こっている事実を、「私も皆に共有しなくてはならない。」
その使命感みたいなものに駆られてユウは、ただのつぶやきに過ぎなかった、そして、ただの「間違いであったはずの『うりがとあ』」を再び取り上げるのだった。
これは「まことしやか」なのか。「まこと」なのか。