香港映画~ブスメイクを楽しみまくる女優達~
香港映画の喜劇王、周星馳は映画「少林サッカー」で日本でも知名度がぐっと上がった香港俳優であり、映画監督です。香港では敬意をこめて「星爺」と呼ばれて親しまれています。
星爺の映画は、誰が見ても楽しめるコメディですが、その中には香港の人が聞けば誰もがわかる内輪盛り上がり的なギャグや風刺、香港独自の文化がたくさん散りばめられています。
日曜日の午後に映画枠がありますが、かなりの高確率で星爺の映画です。
何度もヘビロテで放映されたりしますが、私も星爺の映画でありさえすれば見た事ある作品でも何度でも見てしまいます。
そして女優さん達のブス顔、ブスメイクのすごさにはいつも圧倒され、笑わせてもらっています。
こちらは日本でも知名度の高い「少林サッカー」のヒロイン趙薇(ヴィッキー・チャオ)。可愛らしい内陸の女優さんですが、この映画ではニキビ面で自分に自信のない女の子を演じています。
こちら、「食神」という神シェフの映画のヒロイン。
誰かわかりますでしょうか。
日本でも割と有名な香港の女優さん莫文蔚(カレン・モク)です。
ブスメイクじゃなくても、脇役ともなれば普通にブス顔。
いくらコメディ映画と言えども、ここまで気合いの入ったブス顔、ブスメイクを快く、いや、むしろめっちゃ楽しんでやるのは香港の女優さんくらいではないでしょうか。
日本では、泣き顔さえも美しい画ばかりがもてはやされがちな昨今、デフォルメ顔でさえも、どこか可愛さを残した感じの「見られるための顔」、「少しでも可愛く見えるように研究、計算されつくしたデフォルメ顔」がほとんどかと思います。
その点香港映画では、情け容赦ないモノホンのデフォルメ顔で、やってる本人も、見ている方も思い切り楽しませてくれます。
周星馳、「少林サッカー」「カンフーハッスル」はかなり有名かと思いますので、それ以外で私が特に大好きな3本をご紹介したいと思います。
「北京より愛をこめて(國産007)」と「008皇帝ミッション」日本語バージョンの予告編がありました。
「食神」は日本語バージョン見つからなかったので中文ですが、私的には、カレンモクが義理人情の歌を歌うところがツボです。このブスメイクの醍醐味を感じさせてくれます。
日本のコメディ映画とは違う、もっと泥臭い面白さが楽しめると思います。