マニア×コレクター癖~断捨離する前の私~
風車の弥七ってご存知ですか?
時代劇「水戸黄門」に出てくるこの人です(画面左側)
私は昔から割とシブ好みで、子供の頃から時代劇大好き少女でした。しかも、私はホントに小さい頃から、気に入ったものを傍に置いて、頑なに愛で続けるコレクター癖がありました。
**ちなみに「風車の弥七」を演じているのは中谷一郎さんという俳優さんで、勿論私の中で風車の弥七が中谷一郎さん以外考えられないのですが(二代目、三代目弥七には全く1mmも興味が湧きません)中谷一郎さんのファンではなくて中谷一郎さん演じる「風車の弥七」のファンなのです。
両親がいなくなった時、後から逝った母は本当に生来のきれい好きでしたので、自分達の物はほとんど処分してしまっている状態で、すっからかん。なので実家の整理は私物の整理がメインでした。
その中には「風車の弥七」と自分の筆跡のビデオテープがございまして、これは「水戸黄門」の8:15と8:35付近、つまり弥七の出番だけを録画して集めたビデオテープでした。
と!いう事は、当然予約録画ではありません。
ライブで見ながら「そろそろだ!」と思うタイミングに録画ボタンを押して、弥七の出番が終わると一旦停止して、そして最後の山場にもう一度録画ボタンを押すという事です。
だから通常弥七は悪代官たちの屋根裏に潜んで盗聴する8:15と、最後の大捕り物で、微妙に黄門さまやヒロインに危険が迫った時に赤い風車と飛ばして颯爽と登場する8:35の二回出てくるのですが、それ以外に意表をついて登場する時もあるので、その場の「弥七が出て来そう感」を読んでの録画作業。録れた時は得も言われぬ達成感に満たされるのでした。
そして、以前の記事でご紹介した通り、聖飢魔Ⅱ信者でもありました。
なので、数本の「弥七ビデオ」と共に、自作の「聖飢魔Ⅱビデオ」(これも聖飢魔Ⅱがテレビ出演した中で、聖飢魔Ⅱ構成員がトークしたり、演奏したりしている部分だけを抜き集めたもの)や、聖飢魔Ⅱのラジオ番組を録音した物が段ボール箱一杯にありました。
好きなものに関しては、そういうちょっと気持ち悪いマニアックな愛で方をしていました。
全て自分が録音しながら、録画しながら録ったものなので、後から聞き直すことはほとんどない、という代物でした。
そう、どうやら私は手元に置いたら満足してしまうタイプのようでした。
自分が超面白いと思った漫画は、月刊雑誌とかで読んでしまったものでも「(作者に)表敬、表敬」と全巻集めたり、映画のパンフレットやイラスト集やファンブックみたいなものも買い集めて「一揃え」の状態にして、買ったのに勿体なくて袋包装したまま「開かずに置いておく」というコレクター癖がありました(商業目的のグッズ商売の餌食になりやす過ぎ!)
そんなわけで無駄に所有物が多く、余りにも物に囲まれ過ぎて、とうとうそれにイライラを感じ始めて~からの断捨離なわけです。
そんなマニアックなコレクターだった私の断捨離への取っ掛かりは無難ですが洋服でした。会社員時代に営業をしていた関係もあって、結構なスーツや服を持っていました。
会社員を辞めて10年以上経った今も持っていて、一部屋が衣装部屋状態でした。オープンクローゼットで4面の壁の三面が引っ掛けてある服だけでも無理やりぎゅうぎゅうに掛けてあってパッンパンでした。
(やっぱり片付けは自分的に思い入れの薄いものからスタートするのがよろしいようです。)
「アレ?この服、随分長い事着てないな。って言うかコレまた着る事ある?」
それが断捨離ライフのスタートです。
あとは「コレ着てる?」「着てない!」「コレ見てる?」「見てない!」「コレ読んでる?」「読んでない!」という感じでどんどん広がって行きました。
私は、こういう「マニアックなコレクター癖のある私だから」こんな物が溢れ過ぎている「片付け出来ない人間」なんだと思っていました。
でも、写真の断捨離の記事をあげた時に、コメント下さった方々も、実は結構捨てられない人も多いみたい?と感じられて「あ、何だ私だけが色々ため込んでたわけじゃなかったんだ」と妙に安心したのです。
なので逆にもっとハッキリ、私がこんなにクセの悪い人間だったと晒す事で、「何だ、自分とほぼ変わらないじゃん。」とか「私より輪をかけてヒドイわ」とか安心できたり、延いては「だったら自分もいつかは片付けられる時が来るかもしれないな」とか、片付けのハードルがちょっと下がったりする事もあるのかな、と言うのが本日の記事の主旨でございます。
そもそも私のnote始めたきっかけが断捨離なのに、その前の姿が抜け落ちていたなんてBEFORE/AFTERになりませんやんね。
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