リモートでも健康なデザインチームの紹介&その要因5つ

所属している会社のデザイン部のよいところを紹介します。

  • フラットな組織で、誰もが発言できる

  • チーム内でのデザイン批評が機能してる

  • フルリモートにすぐ適応できた

こういう組織にできている要因をいくつか考えてみました。

1) デザイン批評

デザイン批評用の資料の一部

全メンバーが課題図書として『みんなではじめるデザイン批評』を読み、実践しています。批評は一方向の単純なダメ出しなのではなく、同じゴールへ向かって、双方向にやりとりするものだという共通の認識があります。週に数回は、UIデザイン批評の打ち合わせの時間が自発的に設定されています。

2) チーム内勉強会(デザトレ)

毎週1時間、全メンバーが持ち回りで講師役となる勉強会を開催しています。トピックは担当者が自由に設定でき、新卒1年目であっても関係なく講師になります。知見の共有というのも大きなメリットのひとつですが、ここでは特に、「教える/教わる」「先輩/後輩」「上司/部下」のような固定化された関係性が破壊されることが特徴的だと思っています。これによって、みんなが等しくともに学び合う、フラットな関係が作られていっているのではないでしょうか。

最近の勉強会内容はこちらにまとまっています。

3) Discord を使った常時接続

Discord の様子

メンバーの勤務地は、東京・大阪・中国・ベトナムとかなり幅広いです。最近ではフルリモート勤務が続いていることもあり、Discord を使った常時接続を行っています。出勤していた時と同じように、相談したい時にはすぐに声をかけることができます。むしろ出社していた時よりも、勤務地にとらわれずにやりとりしやすくなった、声かけていいか様子を伺う空気読みが発生しないのでやりやすい、などの声もあります。

4) さまざまなバックグランド

ここ1~2年で、メンバーのバックグラウンドのバリエーションがかなり増えました。先にあげた勤務地から、出身国、専門的なデザイン教育の有無、新卒/中途、小さいお子さんがいる、などなど。特に大きいのは、日本語を第一言語としないメンバーが半数近くいることです。また、メインの職域もさまざまで、エンジニアやディレクターなど、デザインというには幅広すぎるスキルセットのメンバーが同じ「デザイン部」に所属しています。ふんわりとした雰囲気任せではなく、しっかり簡潔に説明しないとわかり合えない、そういう環境です。

5) デザインドキュメント

ドキュメント例

これはまだ浸透しきっているわけではないですが、デザイン意図や目的をきちんと言語化し、ドキュメントにしていこうという流れがあります。また、個人のノウハウを再利用可能なコンテンツにすることも推奨されています。毎朝のショートmtgで、各メンバーが業務で工夫した部分を見せ合っては、再利用可能なテンプレートとしてストックしています。

以上、まだまだ改善できる部分(業務フローや周辺チームとの関わり、チーム全体としてのスキルレベルなど)多い、発展途上のチームですが、自分が個人的によいと思っているところを紹介しました。

チームをさらに盛り上げていけるような、シニアレベルのデザイナーを募集しています。採用情報はこちら。


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