今年もまた振り出しに戻る【マラソン】
すっかり暑くなりました。
マラソンにとっては本格的なオフシーズン到来ですね!
はしゃいで云うことじゃないですが。
マラソンの走力というのは、年度最後のフルマラソンでピークを迎える一方、4−9月はマラソン後の腑抜け期と暑すぎて練習不可能期を経てだだ下がり、落ちきったのを秋から立て直してまた3月までにピークに持って行く…
そしてまた夏期に底辺まで落ちきる…
と、程度の差こそあれ基本的に誰もがこのバイオリズムを持っているのですが、如何でしょうか。
最近はこの落差分を取り戻すのがむちゃ大変で、途中故障やなんやかんやを挟み、結局例年並みに戻す頃にはもうシーズン大詰め、というのがこの数年の流れです。
そこで考えました。
今まで当たり前のように、誰もがこのバイオリズムを経ている前提でいましたが、果たして本当にそうなのか?
もしコンスタントに走り続け走力を落とすことなく夏の腑抜け期を乗り切れれば、秋から冬で落ちきった走力を元に戻す必要もなく、つまり後は本番に向けベストタイムを狙うだけです。
全く走力を落とさないのはさすがに無理としても、少しでも落差を減らすことができれば。
バイオリズムを小さくできればそれがベストタイムへの一番の近道ではと思いました。
そう決心した3月末、
そしてはや三ヶ月弱が経ち6月。
いや、1ヶ月経つ頃には既に気付いていました。
今日むっちゃ調子悪いな…
そんな飛ばしてなかったのに中盤からぶっ潰れたな、暑さに慣れてないせいかしら…
なんか最近、どの練習もむちゃ調子悪いんやけど…
いやいや、それは調子悪いんじゃなくて走力そのものが落ちてるんや。
年度末の決心はなんだったのか、気付けば例年同様、あまりにも例年通りの、バイオリズムの立派な下降カーブが形成されてました。
どうして…!
確かに高頻度で走れまくれはしなかったものの、週2くらいコンスタントに走り、身体が走ることを忘れないようにしていた筈なのに。
走力が落ちる、そのスピードをちょっと舐めていたようです。 "ある程度の水準を保つ"なんてこと自体が、こうも日々の時間と努力という代償を払い続けることを要するものだとは。
それとも年度末のフルで持てる力を出し切って、シーズンが終わると自動的に三段階くらい進化前の姿に戻ってしまうんでしょうか。
デジモンで、究極進化してウォーだかスカルグレイモンだかなんだかになっていたのが最終決戦の反動でアグモンかそれ以前の形態まで戻ってしまうように。
落ちた走力を秋冬に上げ直すなんてコスパ悪かろうというのがきっかけでしたが、走力が落ちないくらいに夏の間も走り続けることのほうがこれ、よっぽどコスパ悪いんかもしらん…。
"維持"のために、一体どの程度の出力を続けないといけないんでしょうか?
何はともあれ、結果的に今ここにあるのは、例年通り腑抜け期に突入し走力のだだ下がった身体だけです。
そして今からできるのはこれ以上のだだ下がりをなんとか防ぎ、また秋冬に例年並みの走力を取り戻すため性懲りもなく走り込むだけです。
夏季の間も維持し続けるなんてそもそも無謀なのか? 来年どんな作戦で臨むかは、…また来年考えましょう。
以上、ちょっと気を抜いてたらあっという間に走力下がっちゃったよ。維持するだけでこんなに大変なんてやってらんないよ。というだけの話でした。
直近の練習
1km×7 休憩1:30 ave4分くらい
12km ぶっ潰れて間に3回休憩挟む