『贖罪の悪夢』 贖夢 中国映画 鑑賞記録
2024年11月2日 香港映画祭にて鑑賞しました。この日はテレンス・ラウ出演作を2本。どちらも Q&A があったので迷わずチケットを取りました。イケメン大事(定期)
結果、大正解! 出演者や監督、制作陣から直接お話を聞ける機会は本当に貴重! 作品への理解と愛が深まりますねー。
このお話は書けないことが多いので、サクっと短めにまとめることを目標にします。その代わり最後にテレンス・ラウの語りを盛り込もうと思います。
では、早速!
※当 noteでは、広く中国語の作品を中国映画、中国ドラマとしています。
ホラー寄りのサスペンス
サイコスリラーともいうのか。とにかく怖い。ホラー苦手の民としてはキツイ描写が続く。
不気味で得体の知れない、残虐で怖っそろしい悪夢に悩む精神科医 マン(テレンス・ラウ 劉俊謙 演)は、ある日睡眠障害に悩むタクシー運転手(ニック・チョン 張家輝 演)に出会う。マンは医療行為を逸脱しかねない程、患者のプライベートに関わって治療する傾向があり、自らがみる夢によって治療のヒントを得ることもある。
「夢」がカギを握る物語だ。
夢って何?
夢はその人の内面の、表に出ない感情を表すことがある、とQ&Aで 生テレンスくんがおっしゃっていた。なるほど確かに。
マン医師は自分本位な性格で、他人の過去は暴くけれど自分の内面にはしっかり向き合わない、とも。ふむふむ確かに。
そのマンはよく子供の頃の、とある夢をよくみる。同じ夢だ。
もちろんのことだが、そこに秘密が隠されている。
タクシー運転手は以前は証券アナリストをやっていて羽振りがよかった。妻と共に豪勢な暮らしをしていたが、あるキッカケで転落してしまう。彼もまた悪夢をみる。
もう一人、他人の夢に入り込む特技?を持つカウンセラー?も登場。おぉっ!!となる俳優が演じている。
そうして徐々に夢の背景が露わになってゆき…
脚本、演出
監督、脚本、タクシー運転手ともに ニック・チョン 張家輝。わたしは(多分)初めてなので分からないが、こうした作風は彼の特徴らしい。(ビジュアルは既視感あるのでどこかで拝見していると思う)
時に夢は幻想的に描かれ、怖いばかりではない。病状の解決に夢が役立つのは面白いし、整合性がつかないことも、夢だとすればOKという利点もある。夢って映画向きのテーマなのかもしれないなと思った。
果たして、睡眠障害は解決するのか。
そして、マン医師の過去とは…。
さらには、あの終わり方って!?!?
Q&A
さてお待ちかねのコーナーを始めよう!笑
スタントマン 武替道は登壇者が多かったのだが、こちらは テレンス・ラウ1人! 彼だけの聞き放題、見放題である!何だかめっちゃラッキーな気分だ。
表情豊かで、ナイスで、受け答えはテンポよく、深い話も明瞭に。とっても印象よかったし、楽しかったし、イケメンだった!
差しさわりなさそうなところだけ簡単にピックアップしておく。
Q: 続編ある?
A: 知りません(笑)
Q: 監督をやりたい?
A: (英語で)How do you know? (日本語で)スゴイ! (ここめっちゃかわいかった!) やりたい。脚本も書いた。
不思議な物語、アートムービーが好きで日本、韓国、ヨーロッパの作品を観る。是枝監督が好き。
Q: 本作で共演した大物俳優とのエピソードは?
A: 撮影は1-2日間。いろいろなエピソードを話してくれた。
緊張したが、とにかく自分は緊張し過ぎて相手に気を遣わせてしまわないように気を付けた。
脚本がやや散漫でテンポが乱れるところもなくはないが、終始ドキドキ、ゾクゾクして動悸が収まらなかったし、何度も「ビクっっっ!!」っと後ずさったり思わず口元を抑えたり。不思議で、怖くて、でも印象深い映画だった。
ちょっと分からないところもあるのでもう1度観たいな!
生テレンスくんに寄った感想になりました(笑)
いや~ほんと楽しかった!
彼が出演している『次の被害者』シーズン2はNetflixで配信中です。そして11/8から中国配信プラットフォームのYOUKU优酷でも配信が開始されました。(ネトフリオリジナルドラマが中国で配信って珍しい気がしますが、どうなんでしょう?)
ひとつのイメージに固まらず色んな役をやりたいというだけに『スタントマン』ともこの『贖夢』とも違ったテレンスくんに会えると思います。機会がありましたら、是非~!
今日もお読みいただきありがとうございました。