子育てで大切な「待つ」ということ
今回の内容は、今後のわたしにも読み返してもらいたいくらい、本当に自分にとって大事だなと思うことを書きます。
前回、子育てにおいて落ち込むことがあると書きました。
そこにはいろんな要因が絡み合っていて、必ずしも子どもと親であるわたし2人の問題ではなくて、
環境、夫婦関係、仕事、体調、家庭環境…なども関係してくることがわかりました。
だから、その時点で「子どもをどうにかしよう」とか「育児のマニュアルを見てみよう(育児のマニュアルなんてあるのかな…まあ、育児本をここでは想定します)」とかいうことは
結構的はずれなことにもなりかねない。
一時的には安心するかもしれないし、新しい知識も得られるかもしれないけれど、
根本的な問題に向き合わず、表面上をなぞるような行為は自分の感情を否定することにもなりかねないので
結局また同じところをぐるぐると悩んだり、自己嫌悪したり、我慢したり…の繰り返し。
そして思ったのです。
「そっか、そもそもこの気づき(子育ての悩みの裏になにか別の問題が隠れていることがあるということ)自体が、自分を癒してくれるなあ」と。
すぐに解決出来なくたって、いい。
それよりも自分の心に蓋をしないことで癒されたという事実に、すごいパワーがあると思いました。
そうするとふっとわたしの身体や頭から力が抜け、
娘がいやいやしたりなかなか寝てくれないときに次第にこう思うようになったのです。
「大丈夫。時が来ればなんとかなる」と。
まあ、一種の諦めですね(笑)
21:00までには寝るのが2歳児にとって良いことだと思って、いままでは時計に合わせて娘に「ねんねしよー」と声かけしていましたが、
寝かしつけに1時間もかかったり、無理矢理寝かせられて娘の機嫌が悪くなったりしてお互いストレス…
みたいな状況から、
「ま、眠くなったらいつか寝るでしょ」とテキトー母さんを演じるようにしてみました。
そしたら、いまは21:30に寝ています。
21:30を過ぎることはなく、だいたい21:00〜21:30の間という感じです。
しかもあんなに苦痛だった寝かしつけが、(いまも好きとは言えないけど笑)
まえほど苦痛じゃなくなり、しかも娘も眠くなるとちゃんと自分で寝られるようになりました。
「待つこと」が大事だよ。
そんな言葉を、これまでいろんなところで目にしては、わたしも共感していました。
保育の仕事をしていても、その大切さを実感することが多かったけれど、
理想の型に当てはめて安心したいわたしがこと子育てでは頻繁に顔を出していました。
振り返るとそれは実は子どもを産んだときからずっと近くにいたわたしで、
「いつまでに離乳食の初期を食べさせなきゃ」
「いつまでに卒乳させなきゃ」
「いつまでに生活リズムを作ってあげなきゃ」と
思っては、その通りに出来た(させられた)わたし、ちゃんとママ出来てる、なんて
安心していたような…
「待つ」って、すごいシンプルに聞こえるじゃないですか。
え、そんなんでいいの?みたいに思ったりもするけれど、
言うは易し。です。ほんとに。
油断してると全然待てません!
自分の思い込みに娘を当てはめたりしまくりです。
でもそれも、結局周りや他人からの評価で自分を評価して安心したかったのです。
だって、子育てって正解がないから。
その難しさと自分の弱さにただただ不安だったのです。
でも大丈夫。
たった一度でも「待つ」経験が出来たなら、「待つことの大切さ」にちゃんと気づくことができると思います。
子育てにおいて「こうしなきゃ」や絶対的な正解は、
ほんとうに、ない。
その子のペースを大切に待ってあげれば、大丈夫なんですよね。
だって現実、21:30に寝ている娘、風邪も引かないし朝は6:30には起きてくるし、
機嫌もいいです。
そもそも保育園で2時間くらいお昼寝してるし…夜はそんなにはやく眠くならない、それだけのことだったのかもしれないです。
わたしは子育ては親の力が試されるなと思うから、
手放しに「子育て楽しいよー♡」とは言えないけれど、
必ずその親子に合ったやり方があるから、
それがわかるまでひたすら待ってみれば良い。
大丈夫。大丈夫だよ!と、再び子育てに悩むことがあれば、自分に言ってあげたいなと思います。