見出し画像

(30分で読んで紹介)「イノベーションへの解」第8章

図書館で再会したこちらの本

※ 本記事はAmazonアソシエイトに参加しています

図書館へは(ほぼ)毎週行けるのですが30分しか時間が取れないため、30分で頑張って読んで主旨をまとめてきて、伝えよう!!!というコーナーです(笑)

第8章 戦略策定プロセスのマネジメント

正しい戦略が成功のかぎだとは言うが、具体的にはどういうことか。有効な戦略はどうやって見出すのか。どのような戦略策定プロセスを用いれば、必勝戦略を生み出せる可能性が高いか。新興市場の先駆者となるべきなのか、それとも市場の構造的特徴が明らかになるのを待って追随者になるべきなのか。イノベーションをボトムアップで推進すべきなのは、どんな状況か。またいつ、なぜ、トップダウンのリーダーシップが必要になるのか。戦略策定のさまざまな側面のうち、上級役員が最も綿密にマネジメントすべきものは、どれなのか。

クリステンセン他、「イノベーションへの解」より

第8章は戦略策定プロセスの話。戦略プロセスを、意図的プロセスと創発的プロセスの2つに分けています。
意図的プロセスというのはトップダウンで戦略を決めていくプロセスで、戦略決定に必要なすべての材料が明らかになっている、完全に持続的な場面で有効。創発的プロセスはボトム各層の決断の積み重ねで戦略を決めていくプロセスで、不確定な状況で有効。

インテルが例として出ていました。かつてのインテルはDRAMを主力としていたのですが、インテルではウェハあたり粗利益率が高い事業分野から資源配分を振っていく、という決定を繰り返した結果、粗利益率が低く過当競争になっていたDRAMから今日でもおなじみのマイクロプロセッサに切り替わった、という。

感想

材料を上げるのは?とか考えるとすべてが創発的プロセスな気もしますが、不確定な時代のインテルのようなダイナミックな決定プロセスはすごくおもしろい話だと思いました。事業の考え方でよく見る「四象限」の話に近いのかな?

#読書 #ビジネス書 #イノベーション #経済学 #経営学 #クリステンセン

いいなと思ったら応援しよう!