#46 幸せの在り処は内側に
昨日は、「コスメを手作りする」の中で感じられる幸せについて書きました。
自分のために時間を使うこと。五感を使うこと。外側に向いている意識を自分に向かせること。
自分でコスメを作ることで私自身が元気になれるのですが、同じように受講者さんが癒され元気づけられる姿を見ることが、私をとても幸せにしてくれます。
それはなぜか考えて分解してみると、これらのエッセンスがあるから癒されたり元気づけられたりするのかなと思いました。
今日は、そのことと関連して、内側に意識を向けることについて、もう少し書いてみます。
外側に向いている意識を自分に向かせる、って?
刺激を求めがちな私たち
「外側」と書きましたが、ここでは自分以外の何かのことを言っています。それは、スケジュールのことだったり、今晩のおかずを何にしようかということだったりします。考えることがたくさんあり、するとだんだん頭に行くエネルギーが多くなっていきます。
私たちを取り巻く情報は多くあり、これまでの生き方では多くの人が刺激を求めてきました。刺激に慣れてくると新しい刺激を求めがちです。もっと面白いコンテンツ、いいアクティビティ、美味しい食事、ステキなカフェ。
それが悪いことではありませんが、外側から何かを「得る」ことで幸せになると信じていると、次から次へ何かを追い求めてしまいます。そういった刺激で一時的に満たされても、次から次へと追い求めるのに心から満足できることはない、ということになってしまいます。
大事なのは、そのことを知っておく。ということだと思います。幸せは、何かを得ることで感じるものなのではなく、自分の内側に感じるカギがあるのだと思います(昨日の「幸せの在り処」のトピックの繰り返しになってしまいますが)。
ちなみにですが、「思考」も物質的なこと、自分の外側にあることだと、ヨガでは考えられているようです。自分の頭の中で起こっている事象ですが、確かに、思考=自分自身ではなく、たまたま自分がその思考を持っている、みたいに切り離せることですものね(ここらへんは色んなご意見あると思いますが)。
日常の中で、自分を感じる
心の底から「あ~~~、幸せ♪」を感じるときは、どんな時でしょうか。大きなものを得たときの高揚感もいいものですが、ふとしたときに感じることも多くないでしょうか。
気持ちのいい温泉に入ったとき。森の中。
予想外のところで親切をもらったとき。
人とでも、大地でも、一体感やつながりを感じたとき。
今あることに、しみじみありがたさを感じるとき。
私は、そんなときに幸せを感じます。その瞬間に意識があって、過去や未来のことを考えているときではありません。
そのときのものさしは、外の何かではなくて、自分自身にあります。
幸せを感じているときは、頭の中が考え事や刺激でいっぱいになっているときではなく、リラックスして副交感神経が優位なときのほうが多いです。
副交感神経を優位にするための実践
副交感神経優位の、リラックスしている状態は、瞑想やマインドフルネスを実践することで作ることができるのですが、たった5分でも「ただ座る」ことをするのが難しいこともあります。
そんなとき、自分に感覚を向けてみることをオススメします。昨日は、コスメ作りがその一つだと書きましたが、他にも色んなアクティビティがあるので、皆さん、自分自身に意識が向かうようなことを意識的に探してみてください。
私はあまり体験したことがないのですが、「道」がつくことは、日本に古来から伝わる、意識的になれる方法なのかなと思っています。剣道・空手道・合気道、茶道・華道・書道・香道。所作が決まっていて、型をなぞることで、細かいところにまで意識がいくので、頭で考え事をする余地がなくなりそうです。
ウォーキングや走ること、ドライブなどでも、意識の持ち方でリラックスした状態になることができます。頭で考え事を多くせずに五感を使って、「今この瞬間」に意識を向けるといいと思います。
ヨガでは、目線や呼吸と心の状態が関係していると言われます。ウォーキングしているときに、目線をあちこちに振らず、遠くの一か所を見ながら(危なくないように、ですよ)歩いてみる。何かしているときにも、呼吸をゆっくり吐いてみる。細く長い呼吸を意識してみると、同じことをしていても、頭の中がリラックスしてくるかと思います。
終わりに
このように、自分の外側に刺激を求めに行くのではなく(刹那的な幸せも悪くはないですが)、比較的長く続く幸せを感じるときは、意識が頭の中にあるわけではなく、日々日常の中でも感じられるのでは、と思って書いています。
自分を感じられるようなことをしたり、副交感神経が優位になっているときに幸せを感じられるなら、副交感神経を優位にすること・頭をリラックスさせることを意識的にやってみたらどうか、ということを書いてみました。
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それではまた明日!
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