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柳生語録 第10号 「鬼と恐竜」
日々、充実した人生を送らせていただいております。みなさんのおかげです。ありがとうございます。
あの日も充実していました。東京での研修を終えて、地元に帰る途中に友達から誘われて大阪で飲むことになりました。
リュックもスーツケースも持っていましたが、そんなことは大した問題ではありません。コインロッカーに預ければ済みます。長めの研修があって疲れていましたが、それも大した問題ではありません。オロナミンCを飲めば体力が全快するように修行しております。
17時くらいから飲み始めました。ぼくは人並みにお酒を飲めますが、その日遊んだ友達2人は恐竜ぐらい強いです。恐竜がお酒に強いのかは知りませんが、スケール的にそれぐらい差がある感覚です。要約するとぼくは恐竜2匹とお酒を飲みました。
恐竜たちの1件目はもちろん飲み放題です。ギャーギャー鳴きながらあほみたいに飲んでいました。同じペースで飲まされる人間のぼくからしたらたまったもんじゃありません。
2件目はもう覚えていません。トイレで吐いていたような気がします。
3件目はコンビニでした。じゃんけんで買ったやつがお金を払う男気じゃんけんで支払いを人間か恐竜どちらにするか決めました。
欲しいものが買えるわけではなく、買うのは鬼殺しだと決まっておりました。支払いはぼくではなかったんですが、どうして鬼を殺すための兵器をわざわざ買うのか理解ができませんでした。恐竜の物差しで測ってほしくなかったです。もう飲んだかどうかも覚えていません。
4件目はガールズバーでした。ぼくには楽しむ余裕なんてありませんでしたが、「SかMどっち?」という質問には「ドMです。」と答えました。楽しんではいません。
そこでも恐竜たちはまだお酒を飲んでいました。恐竜が早くして絶滅したのは隕石とかではなく、他に理由があったんじゃないかと思います。
結局、朝までふりまわされましたが、無事に日の出を拝むことができました。長い戦いを終えたかような達成感があり、帰り道は足取りが軽かったのを覚えています。
以上、恐竜たちと飲んだ話でした。
完
次回 栁生語録 第11号 「おれのリュックとスーツケースどこ?」