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部下のタイプに合わせてマネジメントスタイルは変えていこう

みなさんは「部下は~すべき」、「部下は~するものだ」という固定観念を持っていませんか。いまや部下の価値観は多様化しており、すべての部下を一つのマネジメント手法で管理していくことはできなくなっています。まずは、この固定観念に気づいて、部下のタイプに合わせたマネジメント手法に修正していきましょう。

これは令和の時代に限ったことではなく、昭和の時代からそうだと思いますが、部下には「自燃」「可燃」「不燃」「消燃」の4つのタイプがいます。

私は飲食店で様々な現場を経験しましたが、飲食店には幅広い年代の主婦や学生、ダブルワークの会社員、など様々なバックグラウンドを持った方が働いています。当然、働く目的も理由も様々です。

自然の部下

自燃の部下は「自分で火をつけて燃える人」で、上司がある程度は本人に任せるマネジメントをすることでパフォーマンスを上げることができます。ただ、働きすぎによる「燃え尽き」には注意が必要です。

特に自然の部下の先輩や上司にやる気を感じられない姿勢を見せてしまうと、「何で私はこんなに頑張っているのに…」と急に不燃の部下になってしまうケースがありますので注意が必要です。

可燃の部下

可燃の部下は「火をつけてあげれば燃える人」で、上司が必要に応じてしっかりマネジメントすることでパフォーマンス向上と成長が見込めます。

具体的な目標設定とできたことを具体的に褒めることでどんどん火がついていくケースがほとんどです。可燃の部下をどれだけ巻き込めるかがチームとして成果を挙げられるかどうかのポイントになってきます。

不燃の部下

不燃の部下は「火をつけても燃えない人」、つまりまずは乾かすことが必要な人で、過去に「頑張っても報われなかった」経験があったり、周りとの関係の悪化によりモチベーションを失っていることが多々あります。後は許容量以上の仕事を抱えているなど、何かしら問題を抱えているケースがほとんどです。

上司や先輩がしっかり話を聞きながら一つずつ課題をクリアしていくこと、場合によっては職場環境の調整や休養させることなどによって、「可燃」の状態まで引き上げるマネジメントが必要です。

消燃の部下

消燃は「周りの火がついている人に水を掛けて消す人」で、いわゆる職場の問題児です。本人が職場や上司に対して不満があることがほとんどなので職場全体での対応も必要になってきます。ただ、プライベートに大きな問題を抱えている場合もあり、職場だけの対応では難しい場合は本人としっかり話し合いの場を持ち、改善されない場合の会社の対応をきちんと伝えることも必要になってくるかと思います。

まとめ

現場での仕事は特に重要な部下のマネジメントですが、上司は部下にはこの4つのタイプがいることを理解し、自燃や可燃の部下が仕事のやる気と自信を失い不燃や消燃に陥ることがないように、部下のタイプに合わせたマネジメントをしていくことが重要です。


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上村 勇気|note浪士/週刊note紀行編集長
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