はじめまして
今日からnoteを始めました。オンライン専門料理教室「料理の基礎トレーニング」運営、介護を遠ざける料理研究家のみぎと申します。使い方など未熟につき、お読みづらい部分があるかと存じます。日々改善に努めますのでどうぞよろしくお願いいたします。
他にブログやwebサイトでは「お仕事顔」で伝わる様 書かせていただいております(つもり)、ですがこのnoteでは、特に最初は思うことを自由に書いてみたいと思っております。
私は家政科を卒業して金融⇒大手料理教室講師⇒スーパーマーケットの総菜責任者⇒食品メーカー商品開発⇒フリーランスになって料理教室の運営やレシピの開発・催事の講師・メニューコンサルティングなどをさせていただいています。
この2年強は催事関連激減で大きく状況が変わって経済的には以前に比べ、はっきり言って苦い状態ではありますが、我が身を振り返ったり、新規のサービスを考えたり、この場のようなプラットフォームにチャレンジ出来たりすることができるのはなかなか貴重なことです。
さて、自分の振り返りをしたときに「すごく良かった」と思うことがあります。それは「転勤族だった」ということです。
父の仕事の関係で小学校から中学校までの間で5回の転校をしました。
私が思う「転勤族で良かった」という点は
・人との距離感の取り方が分かる、訓練ができる
・初見の人と割と速くなじめる。「挨拶を自分から」が基本になる。
・観察眼が養われる
・期待はするけど諦めが速い
・諦めた後の立ち直りが速い
などです。
特に「期待はするけど諦めが速い」「諦めた後の立ち直りが速い」ということに関しては忘れられない思い出があります。
小学生のとき転校する朝、当時の親友2人が見送りに来てくれました。
「元気でね!」「また会おうね!」と別れの挨拶をして車に乗ると消えるまでずっと手を振ってくれている。
泣けて来て、泣けて来て「もう、あんなに良いお友達には出会えないかも知れない」と思う。
その後文通を重ねてある時ついに再開できる日が来る。
「久しぶりに会える!」と大喜びして会ってみると何か違う感じがする。もう別の親友が出来ていて「なんか(当時は)よそよそしい」と思って傷つく。
でもそれは自然なこと。友達で有ることは変わらない。だけどそれぞれ成長していて、新しい環境で周りの人といい関係を作るのはすごく正しい。
「良いお友達はこれからも作れる、自分も相手も。そういう人間関係を構築していくようになる」のです。
色んな人に出会い、寂しい別れもあるけど、それぞれの場所でみんなが元気でいてくれれば良い。人の気持ちは(友情熱みたいなもの)は変わっていくのが当たりまえ。ということに気づいた時期でした。
新チームでのお仕事や初めてお会いするお客様など関わる人たちと速く意思疎通ができるようになりたい、この数日間限りだけど良い仕事ができるように頑張ろう!と思えるのも「転勤族」だったことで自ずと養われた部分が結構あるのかなと思っています。
とは言え、今だから言えることで
「次は〇〇に転勤」と聞いたときはやはりいい学校、いい友達に恵まれているほど「えええ~っ!」とショックではありました。次への不安もありました。ですが、「転勤族」の家族として養われた部分は大きかったと思うのです。