遠距離介護と日本の旬の豊かさとメルカリ
今回は「メルカリで見つけたもの」をテーマに、実はメルカリで介護を大いに助けられたお話しを書いてみたいと思います。
何が助けられたかというと、当時在宅で遠距離の親に料理等を送ったり、行って作っていたのですがその際 親の「好物(特に果物や野菜)」を年中絶やさず手に入れることができた、ということです。
身近なスーパーや他にもお取り寄せサイトは数多あります。もともと産直サイトはよく利用していました。「メルカリ」を知ってはいましたが扱っているものに生鮮野菜、果物が有るということを知ったのはたまたま検索で「(たしか)長いも 通販」で調べていた時に上がってきて知り以来、頻繁に使うようになりました。
使ってみると他にはない魅力は例えば以下のようなことです。
1.新鮮
→これは多くの他のサイトも同様。ですが、メルカリはプロの生産者さんのほかにも家庭菜園などの産物を出している方もたくさんいて、「今朝収穫しました」みたいな鮮度がむんむん伝わるものも多いのです。
2.国内の真の旬が分かる、大きな流通に乗らない品種なども手に入る
→例えばたけのこ、梅など1年で短い間にしか買えないものが日々、産地が変わって出品されています。例えば三日前は「福岡の筍」の出品が多かったけれど数日たつと「広島」「奈良」「静岡」「茨城」といった具合に1日単位で旬の北上が分かることが多々あり「今がこのあたりの最盛期なんだ」というのがわかってワクワクして購入しています。また「一言」で梅や桃と言っても実は早生のもの晩生のものなど品種も色々あって短い時期の中で違う品種を味わえるのも魅力です。
3.規格外品など訳ありお買い得なものが手に入りやすい
→「訳あり(不揃い、曲がり、色あせ、割れ)など」で鮮度がよく、味も良いのに訳あり特価でラッキーに入手できることがあります。
4.ドーンとたっぷりなものもあればお試し少量出品も多い
→たっぷり入っていてお得、という値付けも嬉しいのですが少量分けてもらえる出品もとてもありがたいのです。
上記のポイントミックスで私は頻繁に旬の果物、野菜を買っています。
親の食欲の維持に「旬」は本当にありがたかった
母が実家で暮らしていた間、本当にメルカリはありがたかったです。というのも年齢と共に食がどんどん細くなり、体力が落ちる中、彼女は「果物」だけは好きでした。食事は「要らない」という朝があっても果物だけは喜んでいました。
果物はその時期ならでは天然物。そのものの「味、甘み」「果汁の豊富さ」「香り」「口当たり」料理では得られない美味しさです。
「みかんの季節だねえ」
「へえ、デコポンなんていうみかんがあるの?」
「山梨の桃だって?」
など味わいながら外にはなかなか出られない彼女にとってのニュースでもあるわけです。
果物が食事へのきっかけにもなって「じゃあ少しご飯をいただこうか」となることも少なくありませんでした。
また彼女は「筍の煮物」が大好物だったのですが筍の時期の煮物は普段の「水煮」とは違った香りや味わい、歯ざわりをとても喜んでくれました。
上にもあるように日本全国の旬のものがリアルタイムで出品されるので、好きな果物、野菜を年中欠かすことなく、病院に移ってからも許可を取って柑橘を探して差し入れると嬉しそうに食べてくれました。それはきっと彼女にとっての「楽しみ、活力」になったと思っています。
介護以外でももちろん普段の食卓に「メルカリ」で得た食材は大活躍。最近では鹿児島の「あおさ」が大ヒット。国産あおさの香り、食べ応えに感動しています。日本のあらゆる旬の産物を知って手に入れられるありがたさ。
これからも季節のものに出会っていけることを楽しみにしています。