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1品1品の追求がたまらない すごく勉強になった「チューボーですよ」

当教室は2003年に「旬を味わう・少人数制の料理教室」というコンセプトでスタートし、2008年からは「家庭料理の基本技法を人気の定番メニューで体得する」マンツーマンレッスン専門教室として2020年まで開講。2021年からは「オンライン専門料理教室 料理の基礎トレーニング」として運営、現在に至ります。

この間ずっとこだわっているのが「基本、定番料理」ということです。
元々レシピとしてお教えしていたものに沢山の生徒さんの「お家での実践」で上手く行ったこと、今一つだったこと、今一つならその原因は何だったのか?の声を聴きながら微調整したり、強調してお伝えするべきポイントをつくったり、永年にわたっての生徒さんの声で「レシピが磨かれてきた」というのが大きな財産だと感じています。

定番というと「肉じゃが」とか「唐揚げ」とか「麻婆豆腐」などおなじみでシンプルなものなのですが「何度作っても美味しい、その生徒さんの得意料理になっていく」というのがたまらないし、生徒さんの続けられる料理になることを常に願っています。

私自身「よく作るもの、家族が好む定番が1品1品が美味しいことが最強」と思っていて「1品1品の完成度」を磨くことが好きなのです。

その点で好きだったTV番組が料理バラエティー「チューボーですよ」。
若い方はご存じないかも知れないので番組概要を少し。
・毎回テーマ料理は1品 例:ぶり大根 ペスカトーレなどなど
・町の巨匠(料理店のシェフたち)3名がそれぞれの作り方を見せてくれる
・それをヒントにメインパーソナリティー(巨匠)の堺正章さんがその日のゲスト、アシスタント(TBSの女性アナウンサー)と一緒に作る
・ゲストが食べて判定(☆最高3 最低無星)

何がすごいって、3人の町の巨匠が「我が店の」で料理の手順や材料の扱いを同時に見せてくれることです。
夜の遅い時間の放送でしたが見終わった瞬間作ってみたくなったものもあったし、「こうすればすごく美味しくなる!」と言った凄いコツをさらっと見せてくれることもありました(これは今一つだった経験があったからこそ気づいたことでありますが)。

長寿番組だったと思います。堺正章さんは「新春かくし芸大会(若い人絶対ご存じないと思います)」で難易度の高い芸を器用に(でもすごく訓練したと思う)こなしておられたのを見ていたのでその感じでやっていたら毎回「星、3つですっ!」が可能だったと思う。
しかし番組終盤でも「無星」もあったので「上手くなり過ぎたらダメ」と律しておられたのかも知れない。そんなところも含めてとても素敵な番組でした。

当教室の「【料理を始めたい方のための】家庭料理の」基礎トレーニング(初級編)6月期」の募集が間もなく始まります。必要としてくださる生徒さんとの出会いに期待をしつつしっかり気を入れて取り組んでいきたいと思います。


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