朝、目が覚めたら。
この記事は、メディアパルさんの企画に参加しています↓
小学生の時から、私は国語が大好きだった。
メディアパルさんが書かれているように、私も、国語の教科書はもらってすぐにイッキ読みするクチだった。(たまに、楽しみとして何編か残しておいたりして…)
この企画を見て、教科書で読んだ、忘れられない素敵なお話をたくさん、そして大事に思い出した。
その中で、実体験とともに一際思い出すのが、こちらだ。↓
実は、私の中では教科書に載っていた話と記憶しているが、調べてもなかなか出てこないので、もしかしたら別の場所で出会ったのかもしれない。
作品名も覚えておらず、「こんな名前のお話だったんだ!」と思ったほど。
それでもなぜ内容を鮮明に覚えているのかというと、それは私が物語の内容を実践してみたからだ。
私が実践したこと。
それは、「ネコヤナギを抱いて寝る」ということだ。お話の中では、女の子がネコヤナギを抱いて寝ると、翌朝ネコになっていた。植物が、ネコになるかもしれない。胸がワクワクするようなファンタジーだ。
それに激しく憧れを抱いた私は、祖母の家にお泊りをした際決行することにしたのだ。
祖母の家の裏庭には色々な木が植えてあった。
梅の木、ユスラの木、椿…その中に、ネコヤナギがあった。
触ると本当にネコみたいな手触りで、寒い時期に咲いているのも特別感があって好きだった。
さり気なく拝借し、夜寝るまで気づかれないように持っていた。
寝る時はすごくドキドキしていたのを覚えている。
「おばあちゃん家で、飼わせてもらえるかな。」
飼う前提の、希望的観測。
期待もむなしく、ネコヤナギの木は、朝になってもネコヤナギのままだった。
その時はすごくガッカリしたけれど、この体験は、お話とともに私の思い出に刻まれることとなった。
今も、ネコヤナギの木を見ると思い出す、幼い日の大切な思い出だ。
メディアパルさん、いつも素敵な企画をありがとうございます。