『最強レスラー数珠つなぎ』尾崎ムギ子
2019年10月25日 読了。
尾崎ムギ子さんという
1人のライターが、
プロレスと出逢うことで
人生が変わっていくことになる。
たしかに、プロレスは
人の人生に影響を与える、
100人いたら100通りの
影響が表れる。
私は現在52歳、身体も小柄で
健康もけっこうガタガタだ。
そんな私も小学生の時には
プロレスに熱中した。
一番、関心もったのは、
覆面レスラー
ザ•デストロイヤーだ。
中学になると、一気に見方が
変わる。猪木信者になり、
そんな折、タイガーマスクが
旋風を巻き起こす。
マンガ『1•2の三四郎』が
背中を押し、プロレスラーに
なれるわけなくても、なれる
気がして、毎日スクワットや
筋トレして、牛乳を飲んだ。
高校生になると、昼休みは
体育館で、モテない連中は
集まって常にプロレス。
血気盛んなお年頃な時に、
長州力の維新革命軍が、
少年のエナジーを炎上させた。
その後、どんどん社会生活の
現実の中で、プロレス界は
乱立していく、自分の情熱や
体力が追いついていけなく
なる、時々、大仁田厚のような
戦いに心が動かされたのだが、
ああいうのを〝プロレス〟
という別の意味での表現されて
いるのを知っていくことになる。
この1冊、この企画、
これは、貴重な大作になると
思う、というか、
私にとって、大切な一冊と
なった。
あるプロレスラーに
インタビューする、その締めに
〝あなたが最強だと思う
プロレスラーは誰ですか?〟
と尋ね、答えた、その
プロレスラーに、インタビュー
していくのだが、
凄い!と関心したのは、
断られず、応じてくれたと
いうことだけでも快挙だと
思う。
佐藤光留 選手からの
19人数珠つなぎ、
12人目の中嶋勝彦が
選んだのは、佐山サトル
そして藤原敏男
そして藤原喜明
そして前田日明
この怒涛ラインは血が騒ぐ。
そして高山善廣で、
この書は幕を下ろす。
強さとは何ですか?
これが、この書のテーマである。
プロレスラー、格闘家を
見続けてきた私も、時折、考える、
最強…といっても、
老いていく、
病気になる、
事故や事件もある、
家族の不幸もある、
私にはわからない、
でも、過去の伝説でもなく、
未来のビジョンでもなく、
今そのものを、噛みしめ
味わえて生きていけてることが、
強さだと、
プロレスラーではないが、そう思う。
人生の辛酸、苦汁を味わって、
生きていく、尾崎ムギ子さんは最強だろう。
あの百戦錬磨の猛者たちの
心情をあそこまで、引っ張り出すことが
できるのだから…
Twitterマイツイートより
尾崎ムギ子 先生の
『最強レスラー数珠つなぎ』
を読み始めた。
ステキな土曜の夜をありがとう!
※土曜→10月19日
尾崎ムギ子 先生の
『最強レスラー数珠つなぎ』
を読んでいる。
遅いペースなのだが、
外は雨…
P102〜103、落涙。
世にはいろんな男がいるわけだが、
何だか、これが同じ男かと
悲しくなる、と同時に
プロレスラーたちの話は、
この人たちと俺も同じ男なんだと
勇気をもらう!
#エッセイ #本 #読書 #尾崎ムギ子
#最強レスラー数珠つなぎ