成長はチャレンジから始まる【努力の仕方」
新しい仕事に挑む時、人は成長し、知識や技術を積み上げます。
全てではないかも知れませんが、僕の場合はいつもそうでした。
そして、それをサポートしてくれる人が必ず現れ、いつも僕を導き、ステップUpしてきたのです。
「青天を衝け」に思う
新型コロナの影響で、例年より遅れてスタートした、NHK大河ドラマ。
渋沢栄一さんの生涯を描いた、現日本ビジネスの基盤がこれから描かれていきます。
私と「論語と算盤(現代語訳)」との出会いは40代前半でした。
この本の入口となったのは「論語」でした。
その当時、私は「論語」が理解出来ず、最後まで読み切れずにいました。
いまから思うと、「論語」や「論語と算盤(現代語訳)」を読み解く知識と経験、そして人への思いが足りなかったとわかります。
論語の理解に藻掻いた40代
私の廻りの積み上げられた本の中には「論語」にまつわるものが8冊あります。
「論語」への興味を満たすために、切り口を幾度も変えた格闘の痕跡です。
50代前半にようやく「論語と算盤」を読み切りました。
ただ、深く理解できるよになってきたのは、つい最近です。
理解が進まない時、しぶとく、いつまでも挑戦し続けるのが私のスタイル。
「論語の理解」との格闘はすでに20年、そしてこれからも続いていきます。
論語で特に有名な教え
『論語・為政』に
「子曰く、吾十有五にして学に志す、
三十にして立つ、
四十にして惑わず、
五十にして天命を知る、
六十にして耳順う、
七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず。」
というものがあります。
NHKの「100分で名著」で、裏読み解説というものに初めて出会いました。
これが、心地よく腑に落ちたのでご紹介します。
「孔子でさえ、14歳までは学問に志さなかった、
29歳までは自立できなかった、
39歳までは迷いっぱなし、
49歳までは天命を知らなかった、
59歳までは他人から忠告されると馬鹿野郎と思っていた、
69歳までは自分の欲望にしたがいハチャメチャにやっていた。」
と読めるそうなのです。
これを読むと、とっても気が楽になりませんか?
あの、孔子でさえそうだったのかと思うと、今の自分に自信を持てると思いませんか?
60歳にして天命を知った気がします。
私はいつも、新しいプロジェクトを任されるか、もうどうにも動かなくなったプロジェクトに投入される傾向があります。
それを、嫌だと思ったことは一度もないのが、ちょっとした誇りです。
23歳の時に、当時無料だったガソリンスタンドの洗車を有料化にチャレンジさせていただきました。
そこから、2年に1度のペースで、何らかの新しいプロジェクトや、動かないプロジェクトを楽しんで来ました。
私を取り巻く人々は、私を自信家だと言います。
多分、40代後半までは、そのような一面がありました。
「自分なら出来る」という思いがありました。
ただ、不安が全くなかったと言えば嘘になります。
それでも、体力と気力、学ぶ力を総動員すれば、なんとかなってきたのです。
期間内に出来なかったプロジェクトも幾つかありますが、2度目のチャレンジチャンスをいただき、なんとかやり遂げてきました。
若かった頃のプロジェクトを最近よく思い出します。
そこで、今まで感じていなかった感情に触れるようになりました。
それは「感謝」です。
私をプロジェクトに起用してくれた管理者、一緒にプロジェクトを動かしてくれたチームメイト、支えて下さった関係機関の方々。
その当時、あんまり感謝していなかったと後悔しています。
そして、私は新しいプロジェクトや、動かなくなったプロジェクトをなんとかするのが「天命」なのだと思うのです。
これらかも、命が尽きるまで、きっとチャレンジを続けていくでしょう。
出会いはいつでも偶然から始まる
私が定年を迎えた安心ライフの中川宏實社長との出会いは、20代前半の京奈石油時代に遡ります。
当時、中川社長は介護業界で起業するために、鍼灸師の資格を取るために勤めていた会社を辞めて、学校へ通っておられました。
学校が終わったあと京奈石油でアルバイトされていて、そこで私と接点が出来ました。
年齢が近いこともあり、話す機会も多く、会社で営業を経験されてきた中川さんから教わることが多かったと思います。
そこから30年の時を経て、中川さんが経営される安心ライフへ入社することとなったのです。
今、私が役員をしている合同会社YETの社長、川添義夫さんとの出会いは、私が大阪ガスサービスショップの営業をしていた時に知り合いました。
すでに、20年以上のお付き合いですが、安心ライフへ入社してから仕事で繋がることはありませんでした。
6年前に、安心ライフの住宅改修をスムーズに動かす事を任された時、川添さんの事が頭に浮かび、安心ライフのパートナーになっていただき、安心ライフは、京都で一番早い住宅改修を提供するシステムを構築させました。
川添社長は、僕の定年後にとても心を砕いていただき、役員として迎えてくださいました。
人間の転機は、人との出会いから始まります。
良縁の糸は、私から切ろうとしない限り切れないものだと、私は信じています。
今日お話しをする方との縁を大切にする気持ちが、良縁をつくるのだと思っています。
言葉でなく、モノでもない、ひとつの偶然の出会いから、人の成長は始まるのだと、私は実感しています。
頑張れTOKYO2020
第4波が、今まで以上の脅威となってきました。
そんな最中、日本はオリンピックを開催します。
科学と化学と智慧と日本の心が、この困難に立ち向かい、成功を収めるのです。
プロジェクトの成功は、前向きな志で動いて行きます。
「オリンピックやろう!」
この言葉をあなたが口にするだけで、一つの歯車が動きます。
こんな時だからこそ、オリンピックをやらんとあかんのです。
オリンピックには、人の心を一つにする魔法があります。
その、魔法の呪文
「オリンピックやろう!」
毎日の、挨拶に付け加えます。
ますは、私から、あなたへ届けます。
「オリンピックやろう!」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?