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迷い・苦しみについて【努力の仕方】

人は、時として迷い、悩みます。
とても苦しい時間、この時間がいつまでも続くかのような恐怖。
誰もが経験したことがあると思います。

悩みや迷いは、
必ず自分以外の何かが関わっている。

悩みや迷いは、他者との関わりから生じるのが常。
自分の思いは、自分が決めることなのですが、その道理で考えると、他者の思いは他者が決めること。
他者の思いを私がどうにかすることなどできないのです。
だから、他者が自分の思いに反する決断をしたら、どうしたらいいのだろうと悩み、迷うのですね。
悩みや、迷いは、自分の思い通りになる、ならないに関わらず、必ず終わります。
自分が思う結果に納まることを望む思いが強いと、悩みや迷いはより深くなると、私は思っています。

生きる苦しみ、老いてゆく悲しみ、
病の苦しみ、死にゆく悲しみ

誰もが、この4つの苦しみに直面しながら生きています。
今、直面している苦しみや悲しみは、命とセットで出来ているのです。
ただ、これらの苦しみの大半は、他の誰かによって救われ、落ちつくところへ落ちるのです。
消えない悲しみ、消えない苦しみは必ず、心の中に存在していますよね。
それは、私達を生み出した、自然が大きく関わっていると、父の死を通じて思うようになりました。
自然は優しく私を包み込みながら、時に残酷な一面を見せます。
人間は、本来、自然に抗うことはできません。

苦しみや迷いと
付き合う時間の過ごし方

どうしようもない、苦しみや悲しみは、落ち着くところが見つかるまで続きます。
その時間の使い方で、人の成長します。
僕は、そんな時、人は必ず解り合えるのだと信じる事にします。
思いや、意見の違いは、どうしようもありません。
自らの思いを相手に呑ませようとするから、苦しみや悩みは、膨らんでいくのです。
思いを通すのではなく、他者の思いを理解し、自らの思いを伝える。
思いを貫くことから、「理解しあうに」の目的を変えれば、苦しみに暮れる時間の使い方が変わってきます。

私流の
絡んだ糸の解き方

絡んだ糸は必ず解かれ、糸は糸としての役割が果たせるようになります。
絡んでいるから、縦糸にも、横糸にもなれないのです。
絡んだ糸には、必ず糸口があります。
その糸口を見つけ、丁寧に絡みを解いて行けば、糸は必ずほどけていきます。
僕は、プログラムを考える時に書く、フローチャートを使って、絡んだ糸を視覚化させます。
そして、相手に「勝つ」とか、相手を「貶める」のではなく、問題点や課題を明確にして行きます。
相手と、私の間にある、共通の「苦」を見つけだすのです。
絡んだ糸の糸口と、絡んだ場所を、相手に示す方法だけを考えます。
「思いを貫く」策は、考えません。
そこに、策が存在すると、又絡んでしまうから。

私の仕事について

私の主な仕事は、「課題解決」のお手伝いです。
企業が直面している問題の多くを、今まで書いた、この手法で解いてきました。
僕は「解けない糸はない」を信じて、仕事をしています。
SolutionDirectorという、僕の名刺の肩書きには、この信念が込められています。

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