「新しく高校をつくるのですが、校長先生になっていただけませんか?」
とお声をかけて頂いたのが2018年夏の終わり。
高校自体のコンセプト、校舎や教室のデザイン、各教室の床や壁・ドアの色やそこに置く机や椅子までアイデアを出させていただき、それをYes,Andした素敵な高校が生まれました。
そこで、大切にしたのは、教職員や生徒という隔たりをなくすこと。
そうなれることを踏まえた上で企画したのが『哲学カフェ』『ハタラクをカタル』でした。
毎週金曜日の30分という短い時間の哲学カフェ。
いまでも印象に残っているのは、「僕は話すのは得意じゃないけど、しゃべりたい」と言って、参加してくれていた高校1年生のことば。
答えを求めるのではなく、応えに応えていく姿勢をこの場ではみんなが持っていました。
そして、月に1回この哲学カフェの拡大版として存在したのが「ハタラクをカタル」
いろんな場所でその人らしくハタラいている方々を招いて、
1.なにをしている人なのか
2.なぜその仕事に辿り着いたのか
3.これからどんな風な自分に・社会にしたいと思って働いていくのか
を語っていただきながら、合間合間に質疑応答を取り入れて、語りに来てくださった方々にとっても、自分の棚卸しができた!来てよかった!集まったみんなと出逢えてよかった!と思っていただく場をつくっていました。
コロナ禍でも、リクエストがあり、周囲のユニークなおとなたちにハタラクを語りに来ていただきました。
こちらがライブラリーになります。
わたしにとっては、仕事はじぶんを成長させてもらえるもの。
お金という対価以上の価値を受け取っていただけるように、じぶんが持っているものをすべて駆使し、足りなければ補えるだけの努力をしなきゃいけないもの。。
あらためて、仕事を考える機会にそんなことを自身の中で念じながら、今年もじぶんを成長させていかねば!と気合を入れるきっかけになりました。
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