【感動】路山校長が生徒に送った言葉

国語科非常勤の裕子と申します。「3年生を送る会」での路山校長の挨拶が感動的だったので投稿させて頂きます。読者の方々にも会場の雰囲気をゆっくり味わって頂きたいので、国語科教諭の者が編集させて頂いております。

路山校長(以下、路山と表記)「3年生ご卒業おめでとうございます。在校生、教職員、礼。」

(保護者より大きな拍手)

路山「先日、声明を公表したとおり私は今月を持って現場から離れさせて頂きます。」

(会場内騒然、泣き出す生徒も)

路山「現代社会を見て私は、人間の尊厳が失われていると思いました。前藤さんから学校長の名誉を継承した私には大いなる力があります。その力を使い人間の尊厳を、私は守ります!」

(大歓声)

路山「私は一度、唐津の地を離れトー横に行きます。あそこは人間の尊厳がゼロに等しいです。Xでトー横の実態を知って私は心が痛かったです。ですので私が人間の尊厳を復活させに行きます。」

3年Sさん「路山校長ー、頑張れー」

路山「まあ私事はさておき、3年生。キリスト高での3年間はどのような物だったでしょうか?非常に楽しかった事でしょう。えー2021年、4月1日の入学式で前藤さんと私が話した事を覚えていますか?原稿をスクリーンに映します。」

前藤前校長・原稿
路山前生徒指導部長・原稿

路山「見て頂ければ分かる通り、前藤教育長及び私共は入学から生徒には厳しく接していました。前藤教育長の口癖は『天は教師の上に人を造らず、教師の下に生徒を造る』という言葉でした。教師を拝み、従う事で幸せになれるという思想は私も受け継いでいます。」

0年Iさん「地獄に堕ちろ!!!」

路山「はい停学。私の高校時代の話をします。日生学園第二高校という学校に通っていました。まあ厳しいんですね。先生が絶対、そういう世界です。地獄ですよ。でもその苦しみが、快感になるんですね。先生から殴られると心地良いです。先生が絶対という思想が幸せを導いたんですよ!」

(大歓声)

路山「そういう考えを得て、私は亜細亜体育大学の教育学部に進学しました。そこで出会ったのが前藤教育長なんですね。当時は准教授をされていました。師が教職課程の講義で『教師が絶対であるべき。生徒は教師の下に在るべき。』と仰っていました。鳥肌が立ちましたね。私の思想と全く同じもんですから。」

(場内驚愕の声)

路山「まあ師との出会いがあり、その後は公立中学で非常勤講師をしながらパチンコに熱中しているくだらない日々でした。しかし、そのパチンコが人生を変えてくれました。」

(場内ざわざわ)

路山「ある日、新中野のパチンコに行った時に横で打っていたのが前藤教育長だったんですよ。私がなぜここにいるのかと尋ねると『唐津に学校を作るんだ。そのためにパチンコで稼いでいる。』と仰られました。『ぜひ私を雇って下さい』と言いましたが前藤教育長は中々、首を縦に振りません。そこからの日々は辛かったですね。代ゼミで4浪していた日々よりも辛かったですよ。毎日、前藤教育長の自宅を訪ねてインターホンに頭を下げる日々でした。4年続けました。やっと前藤教育長が『俺がお前さんの人生を変える』と仰ってくれました。」

一同「おー」

路山「何事も成し遂げるには4年必要なんですね。」

(一同爆笑)

路山「そこから、共に唐津の地を踏みキリスト高を築いてきました。厳しい指導をする毎日です。入学2週間で学年の1/3が退学した年なんてのもありましたが、だいたい2年生になる頃に『先生が絶対』の思想が根付くんですね。そうすると学校が楽しくなってくるんですよ。幸せになれるんですよ。」

路山「あの入学式から1年ぐらいは辛かった事でしょう。でも今、楽しいでしょ?私の話、面白いでしょ?」

(生徒全員が頷く)

路山「人生、辛くても逃げない事。ハラスメントを受けても耐える事、24時間労働でも耐える事。転職は論外。耐えて、耐えて、耐えれば、耐えれる人になれます。そして幸せになれます。3年生、逃げるな逃げるな逃げるな逃げるな逃げるな逃げるな逃げるな逃げるな逃げるな逃げるな逃げるな。逃げるな!」

(ほとんどの生徒の目に涙)

路山「これから浪人する奴、1年で決めろ!1浪までならキリスト高の合格実績に入れれる。君たちは私の誇りだ。それを実績として自慢したいんだ。この1年間、逃げるな!授業切りなんて絶対したらアカン。北予備の言う事聞けば絶対合格する。」

路山「3年生、幸せになれよ。幸せになったら公式ラインにメッセージをくれ。献金をする方法を丁寧に教えてあげるから。」

路山「私が話しすぎて在校生の合唱の時間が無くなってしまいましたね。さあ在校生、刺激を受けたでしょう。教室に帰って即自習!」

(在校生、駆け足で教室に向かう)

路山「保護者の方々。弊校は『OBOG保護者の集い』という物を用意しています。献金の仕方について1から説明していますので是非お越し下さい。」

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