YouTubeプレイリスト「2021 Recap」で今年よく聴いた曲を振り返る
【はじめに】
この記事では、2021年12月に、日本版YouTube Musicでも始まった「2021年のRecap」で、私(Rx)が、今年よく聴いた曲を振り返ろうと思います。
1.プレイリスト「2021 Recap」について
(1)そもそも「Recap」って何よ
私(Rx)は今、音楽のサブスクについて、唯一登録しているのが「YouTube Music」です。その結果、基本的に「音楽」を聴くのが「YouTube」になりました。(そのため「note」のリンク貼りも基本はYouTubeです。)
そうしたら、2021年の年の瀬に「YouTube 2021 Recap」なるリストが表示をされたのです。開いて少し聞いてコンセプトは分かりました。公式サイトでちゃんと追ってみようと思います。
要するに、再生履歴等から「私の2021年の音楽を振り返え」れるのだというのです。実際に聞いてみると、「今年の前半は聞いてたけど、最近は聞いていなかったなぁ」って曲だったり、「年間を通じてみると、結構、長いこと聞いてた」曲などがラインナップされていて、大変おもしろかったです。
(2)Rx(好きな曲)ランキングとの関係性
私(Rx)が1990年代後半から集計を始め、断片的に記録が残されている「Rxランキング」は、世間的を気にせず、まさに自分のためだけにコツコツ作ってきた「好きな曲ランキング」です。
これとかなり近いものになるのではないかと直感的に感じました。いわば、Billboard が日本版のヒットチャートを作るように、YouTube がRx版のヒットチャートを作ってくれるようなものです!
早速、プレイリストの「100曲(一部削除済を除く)」を、そのままの順番でリストアップしていきましょう。
2.「2021 Recap」プレイリスト100曲
100曲(にはちょっと足りないですがww)をリストで見ていきましょう。
V2 100 故郷/由紀さおり(紅白Ver.)
V2 150 Life is サイダー/アネモネリア
3位 050 プライド革命/鈴木愛理
V2 125 タルヒ/楠木ともり
1位 075 Andy/Dizzy Sunfist
2位 075 Ring of Fortune(Acoustic ver.)
4位 050 船頭可愛や/音丸
V4 125 世界中の誰よりきっと/上白石萌音
2位 075 十代の恋よさようなら/美空ひばり
2位 075 ナラタージュ/adieu
1位 075 またたき/Awesome City Club
1位 125 もう少しだけ/YOASOBI
3位 050 クリスマスキャロルの頃には/ビューティーこくぶ
2位 075 愛って/adieu
1位 075 王将(紅白Ver.)/村田英雄
1位 100 アイラヴユー/SUPER BEAVER
V2 125 芸道一代(TVサイズ)/美空ひばり
2位 075 LOVE SONG/竹内涼真
芸道一代/美空ひばり
2位 050 ベターハーフ/ハルカミライ
V1 075 ドライフラワー/優里
4位 050 God knows…/鈴木愛理
025 幸せ。/CHiCO with HoneyWorks
1位 075 Follow me!/鬼頭明里
2位 075 U撃つ/高橋李依
1位 100 空と青/家入レオ
1位 125 ストップ・モーション/ポルカドットスティングレイ
025 十代の恋よさようなら/三山ひろし
4位 050 王将/美空ひばり
1位 075 れんげ荘/三叉路
3位 050 夫婦春秋/美空ひばり
芸道一代(フルVer.)/美空ひばり
025 センチメートル(ライブVer.)/the peggies
10位 025 別の人の彼女になったよ/wacci
2位 075 ほっとけないよ(テレビVer.)/楠瀬誠志郎
2位 050 勿忘/Awesome City Club
2位 050 こちら片道通行につき/ロッカフラグース
2位 050 10月無口な君を忘れる/あたらよ
025 もっと強く抱きしめたなら/WANDS(第5期)
ほっとけないよ/楠瀬誠志郎
025 船頭可愛いや/三橋美智也
わたしの彼は左きき(紅白Ver.)
025 再会/LiSA×Uru
1位 050 長崎の蝶々さん/美空ひばり
050 群青/YOASOBI
3位 050 やっぱ愛だろ!/PAO PAO PANIC
3位 050 瞳そらさないで/織田哲郎
世界中の誰よりきっと/WANDS(第5期)
4位 050 しあわせ未満/太田裕美
1位 075 START!! True dreams/Liella!
1位 075 SWEET MEMORIES/雨宮天
1位 050 支那の夜/渡辺はま子
5位 025 錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう/WANDS(5期)
アイリメンバーU/WANDS
050 青と夏/Mrs. GREEN APPLE
2位 075 巣立ちの歌/アネモネリア
025 女の階級/楠木繁夫
025 湯島の白梅/藤原亮子・小畑実
3位 050 DAN DAN 心魅かれてく/ZARD
5位 050 YURA YURA/WANDS
4位 050 マッハライダー/水色
025 永遠のAria/雨宮天
やけに星が見えるから/三叉路
1位 050 ラヴ・イズ・オーヴァー/タカ
蘇州夜曲/美空ひばり
雨宮天「COVERS」全曲視聴動画
3位 050 サヨナラ/長州小力
1位 075 いつまでも変わらぬ愛を/織田哲郎
4位 050 初恋の通り雨/尾崎亜美
女の階級/都はるみ
025 東京/TRIPLANE
3位 050 LOVE SONG('92 Ver.)/CHAGE and ASKA
3位 050 Love Song/Uru
025 ひこうき雲/上白石萌音
6位 025 突然/ZARD
勿忘(PV)/Awesome City Club
センチメートル/the peggies
050 Shapes Of Love/Every Little Thing
025 秒針を噛む/ずっと真夜中でいいのに。
3位 050 フォーチュンテラー/NACHERRY
025 異邦人/雨宮天
050 この素晴らしき世界/MINOU
10位 025 夢見る心/リキー・宮川
050 桜ハラハラ/Jolly Jelly Fish
初めての主役/諸星すみれ
025 春を告げる/yama
10位 025 SWEET MEMORIES/幾田りら
025 急行Q/ラピッドラビット
※その他、非公開・削除済動画:推定12本
※ Recapに含まれていない「Rxランキング」1位楽曲
1位 050 Sissy Sky/宮川愛李
1位 050 息もできない(8bit ver.)
1位 050 CAN YOU WALK WITH ME??
1位 075 DOWN TOWN GAME/GWINKO
1位 050 Morning Prism/水瀬いのり
V3 125 ナツノマホウ/RESONG
1位 075 冬の空/本家熊野屋
1位 050 勇気下さい/Spring-Roll
1位 075 costellation/歌鳥
1位 050 沈丁花/DISH//
V4 050 ヒカレイノチ/Kitri
1位 025 アオハル/鈴木崚汰
3.約100曲を簡単に分析してみる
ただ並べただけではアレなので、簡単に分析もしておきましょう。
(1)男性歌唱曲 ≒ 3~4割に上昇
ここしばらくは、女性歌唱曲が年間チャートの上位を独占する時代が続いていますが、年間Top100ぐらいまで目線を広げると、今年は「男性歌唱曲」が巻き返して、全体の3~4割程度まで戻ってきました。
Awesome City Club などを含めなければ、3分の1程度、含めると4割弱が男性曲となり、体感ですが昨年までに比べると上昇傾向にあります。
(2)女性声優:1割台まで減少
その要因の一つに「女性声優」曲が2割を切ったことが挙げられます。年間上位に楠木ともりさん関連楽曲が2曲ランクインしているものの、ミリオン達成曲はここ数年で最も少なく、全体でみても、2007年に女性声優にハマって以降では最低水準に落ち込みました。
例えば、ニッポン放送のアニラジ「ミューコミプラス」が終了したことなども一定程度影響をしていて、女性声優曲を多く聴いていた昨年までと比べ、やや触れる機会が減ったとも言えます。
ただ、以下に見るように「J-POP」他に触れる機会が増えたことで、相対的に女性声優曲のウェイトが下がったという見方もできそうです。
(3)J-POPの復権:3割弱まで回復
2007年以降、女性声優・アニソンに押され気味だった「J-POP」が復調し、全体の3割弱にまで回復をしました。これも、楽曲そのものより、私が聴く媒体の影響で、単純に触れる機会が増えたことによるものでしょう。
具体的なチャネルは以下の3点が大きかったと感じます。
① NHK-FM「ミュージックライン」
今年の春から毎日のように聴くようになったラジオ番組が、NHK-FMの「ミュージックライン」です。
南波志帆さんをMCに、毎晩帯で放送している同番組。これまで声優ゲスト回などで聴く程度でしたが、今年春に南波さんのトーク等も合わせて楽しみたく聴くようになり、それに伴い「J-POP」を日々10曲前後聴くこととなったことが最も大きかったと思います。
RxランキングではV4を達成した「世界中の誰よりきっと/上白石萌音」や、複数曲をランクインさせた「adieu(上白石萌歌)」の姉妹だけでなくて、Uru、Kitri、あたらよ などはゲストパート以外で初視聴し、ハマった楽曲。
さらに、Liella! や高橋李依は女性声優曲であるものの、この番組をキッカケに好き度が増した経緯があり、今年を語る上で欠かせぬ番組となりました。
② THE FIRST TAKE
令和の時代のJ-POPを語る上で外せない存在となった「THE FIRST TAKE」も、昨年までの話題性は少し落ちた感が正直しますが、ミュージックラインと同様、多くのパフォーマンスを届けてくれました。
③ 新譜オンエアバトル
そして3つ目には、私がこの秋に再開させた企画「新譜オンエアバトル」の存在が大きいです。有り体にいってしまえば「その週にリリースされる新譜を全部聞くようになった」ことが極めて大きいと思います。
V4を達成した「ヒカレイノチ/Kitri」や、「Andy/Dizzy Sunfist」、「ベターハーフ/ハルカミライ」などはリリース時期が秋だったこともあり、年間チャートには何とか顔を出せるぐらいでした。
しかし、1クールだけで5曲をランクインさせてきています。これを1年間続ければ、かなり音楽の幅を広げることが出来るのではないでしょうか!?
(4)Rxの推しジャンル:約4割
そして、世間とは全く無関係なところで、私(Rx)の推しジャンルが約4割を占める結果となりました。多くランクインしたジャンルはこちらでした。
① NHK総合「熱唱オンエアバトル」
2004~05年度にかけてNHK総合で放送された音楽オーディション番組である「熱唱オンエアバトル」。放送当時、私の好きな曲のランキングを席巻し、私の音楽遍歴に大きな影響を及ぼした番組だったのですが、「爆笑」に比べると殆ど話題にのぼることもありませんでした。
しかし、今年の夏、唐突に「熱唱オンエアバトル」の音源がYouTubeに次々とアップされ、気軽に聴く事が出来るようになりました。その結果として、わがランキングに、十数年ぶりにランクインしてくる曲が多数ありました。
「ナツノマホウ」が2004年以来となる年間Top10入りを果たしたり、前述の「新譜オンエアバトル」の復活もこの企画の動画を見られたことによるものでしたから、私に与える影響は平成になっても強いものがあると感じます。
② Being系アーティスト
その他、Being系楽曲も令和に復調してきています。下の記事で触れました通り、「ZARD」や「B'z」がサブスク解禁がなされましたし、織田哲郎さんのYouTubeチャンネルも興味深いです。
③ 昭和歌謡
そして、根強く「昭和歌謡」も多くランクインしました。美空ひばりさんが大量ランクインしたのを始め、変わったところでは、声優・雨宮天さんのカバーAL「COVERS」の上質なカバー楽曲も軒並みランクインしています。
【おわりに】
ここまで私の(Rx)YouTubeプレイリスト「2021 Recap」で、2021年の音楽を振り返ってきましたが、結局は「自分の好きな音楽」を内省することで、自分の好きな音楽に向き合うことが出来ると思うのです。
「ヒットチャート好き」としては、「自分のためのヒットチャート」が出来るような企画だったので非常に嬉しく、また楽しかったです。
もう『1億 総チャート時代』の到来……は流石に無いでしょうが、YouTubeでも良いですし、もっと拡張して、例えば、
「Billboardチャート」×「You(あなた)」
みたく、あなたに向けたヒットチャートを作れる(有料でも可)コンテンツが出来れば、音楽の楽しみ方がまた一つ増えるかなと思いました。
具体的には考えてませんが、それこそ「視聴回数」や購入を指数化して、「Billboard Japan」チャートみたくしたら面白そうですねー
ぜひ皆さんも、この1年に聴いた音楽を振り返ってみて下さいなー