塩田信之

ライターをやっています。SF好きの設定オタクで、アニメやゲームに関する記事を主に書いています。昔はゲームブックというものも書いていました。

塩田信之

ライターをやっています。SF好きの設定オタクで、アニメやゲームに関する記事を主に書いています。昔はゲームブックというものも書いていました。

最近の記事

実験ミニゲームブック『注文の多い料理店』

原作:宮沢賢治 ゲーム構成・アレンジ:塩田信之 (青空文庫収録の1990年版新潮文庫版を元にアレンジしたもので、基本的には原作通りの展開をゲームブック的に展開させたものです)  二人の若いイギリス兵が、山道を白い二匹の犬を連れて歩いていました。二人とも大層お腹を空かせているところで、立派な西洋風の一軒家を見つけます。 西洋料理店 山猫軒  看板の下には、 「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮は必要ありません」  扉を開け中に入ると、付け足しの文章が書かれてい

    • ゲームブック『終末の惑星』(1)プロローグから商業の町

      プロローグ 「へっへっへ、あの村だな……」男がにやにやと笑いながらつぶやいた。  三頭の馬に乗った凶悪な顔の男たちが、小さな村に向かって馬を走らせていた。  三人はそれぞれ薄笑いを浮かべる。 「火だ! 家が燃えてるぞ!!」  村人のひとりが叫んだ。ふり向く村人たちの口から怒号と悲鳴がほとばしる。 「急げ!! みんなで消すんだ!」  だが、かけ出す人々の足が止まった。彼らの前に三人の男がふいに現れたのだ。  馬に乗ったその男たちは、北の民族だ。着ている毛皮の服でそれとわかる

      • オリジナルゲームブック電子化

        X(Twitter)で「毎日ゲームブック1項目」として進めている、1988年に双葉社より発行されたオリジナルゲームブック『終末の惑星 遥かなる西の帝国』を、少しず電子化しています。 版元の双葉社、編集を行ったスタジオ・ハードにはSNSでの公開について確認と許可をいただいた上で行っています。 私自身の著者としての書作権は保持したままの公開となります。 X上で、疑似的にゲームブックを遊ぶような公開手法をとっており、既公開分を読める形にしたいと思い、noteを使用することにしま

        • 神話と歴史の旅:バベルの塔のはなし

          〇この記事の前書き  Twitterの話ですが、 「とにかく会話すると感染しやすいコロナって、人間社会を  崩壊させにかかってるな。バベルの塔を破壊した時に、  世界共通の言語を失わせた神の罰を連想。」  こんな発言をさせていただいたんですよ。私にしてはけっこうな「いいね」やリツイートもいただきまして(ありがとうございます)、興味深く思ってくださった方が多いのかな、と感じました。  ちょうど仕事も谷間に入ったところですし、元々聖書の該当箇所に気になるところも多いと感じ

          成沢大輔って、誰?

          ~ある攻略本編集者の記録をまとめることについて~ ※2018年11月4日に行われたゲームの同人イベント『ゲームレジェンド.29』にて領布されたコピー誌を一般公開するためにnote化したものです。 小杉あや×塩田信之で、来年『成沢大輔業績本(仮)』を作ります。 これは、制作にあたっての塩田の所信表明みたいなみたいな本です。 ほぼ文字だけですが、最後に小杉あやさんのゲストページがあります。 塩田信之 ---- はじめに  この冊子は、小杉あやさんと私こと塩田信之が、201

          成沢大輔って、誰?

          忙しい状態が続いていたのでだいぶ放置してました。 そんな間にフォローしてくださった方々、ありがとうございます。 また時間を見つけて、与太話をアップしたいと思っております。

          忙しい状態が続いていたのでだいぶ放置してました。 そんな間にフォローしてくださった方々、ありがとうございます。 また時間を見つけて、与太話をアップしたいと思っております。

          ちょうど今『午後のロードショー』でやっている映画のメモがあったのでアップしてみました。ネタバレしまくりで、先日書いた「80年代までの映画」の条件には合致していませんが、テレビで見た後内容を確認する際にでも見ていただければと。

          ちょうど今『午後のロードショー』でやっている映画のメモがあったのでアップしてみました。ネタバレしまくりで、先日書いた「80年代までの映画」の条件には合致していませんが、テレビで見た後内容を確認する際にでも見ていただければと。

          映画メモ:『エンド・オブ・デイズ』(ネタバレ)

          ●このメモは、備忘録として映画やドラマを見ながら趣味で書いていたものです。 ●他者に公開することを前提としない自分用記録だったため、単純な箇条書きばかりで可読性は低くなっています。 ●ネタバレ全開ですので、その旨ご了承ください。また、時々私見も混じっていますがそこはどうかお気になさらずに。 End of Days 1999年アメリカ ピーター・ハイアムズ監督 ・1979年ローマ、バチカン市国。神の目、今日娘が生まれると教皇に報告。その子を守らねばならない。そなたの手でサタ

          映画メモ:『エンド・オブ・デイズ』(ネタバレ)

          神話メモ:阿修羅のはなし

           NHK、Eテレの『趣味Do楽』で、『薮内佐斗司流 ほとけの履歴書 仏像のなぞを解きほぐす』という番組を放送中。この東京藝術大学大学院教授の薮内先生の仏像イラストがかわいい上、内容も仏像のルーツ解説があってあまり説教臭くないところが気に入っている。  録画したものを見てるので若干遅れてるけど、先日第3回の「薮内流 阿修羅のすべて」を見て、やはり阿修羅は面白い存在だと思った。  仏教における阿修羅のルーツは、インドのバラモン教とヒンドゥー教において神に対抗する魔族であるアス

          神話メモ:阿修羅のはなし

          神社メモ:井草八幡宮

           BSジャパンの『神社百景 GRACE of JAPAN』で東京都杉並区の井草八幡宮を紹介していた。  井草八幡宮はその名の通り八幡大神(応神天皇)を祭神としているが、それは鎌倉時代に源頼朝が勧請してからのこと。それまでは春日神(カスガノカミ)を祀っていた。  春日神は奈良県にある春日大社の祀る四柱の神の総称で、武甕槌命(タケミカヅチ)、経津主命(フツヌシ)、天児屋根命(アマノコヤネ)、比売神(ヒメガミ)のこと。タケミカヅチもフツヌシもアマノコヤネも藤原氏の氏神、ヒメガミ

          神社メモ:井草八幡宮

          とりあえず、さきほど見たテレビ番組の録画に触発されて、勢いにまかせてひとつテキストを書いたのでそれを公開します。

          とりあえず、さきほど見たテレビ番組の録画に触発されて、勢いにまかせてひとつテキストを書いたのでそれを公開します。

          映画メモは映画メモでまた公開するかもしれませんが、それだけというのもなんなので他の公開物についても考えてみます。

          映画メモは映画メモでまた公開するかもしれませんが、それだけというのもなんなので他の公開物についても考えてみます。

          映画メモはあくまでも覚え書きで、「読み物」ではないとは思っていて、それでも記録がたくさんあればある意味データベース的価値はないかなと思うのだけど、10本ばかりあったところであまり需要はなさそうですね。

          映画メモはあくまでも覚え書きで、「読み物」ではないとは思っていて、それでも記録がたくさんあればある意味データベース的価値はないかなと思うのだけど、10本ばかりあったところであまり需要はなさそうですね。

          映画メモ:『クレオパトラ』(ネタバレ)

          ●このメモは、備忘録として映画やドラマを見ながら趣味で書いていたものです。 ●他者に公開することを前提としない自分用記録だったため、単純な箇条書きばかりで可読性は低くなっています。 ●ネタバレ全開ですので、その旨ご了承ください。また、時々私見も混じっていますがそこはどうかお気になさらずに。 Cleopatra 1963年アメリカ ジョセフ・L・マンキウィッツ監督 ・シーザーがポンペイウスを撃破した。ポンペイウスはエジプトに逃げた。エジプトでは内乱。クレオパトラと弟プトレマ

          映画メモ:『クレオパトラ』(ネタバレ)

          映画メモ:『ガントレット』(ネタバレ)

          ●このメモは、備忘録として映画やドラマを見ながら趣味で書いていたものです。 ●他者に公開することを前提としない自分用記録だったため、単純な箇条書きばかりで可読性は低くなっています。 ●ネタバレ全開ですので、その旨ご了承ください。また、時々私見も混じっていますがそこはどうかお気になさらずに。 The Gauntlet 1977年アメリカ クリント・イーストウッド監督 ・ジョセフィンは世話焼き。ブレークロック(納谷悟朗)。ベン・ショックリー(クリント・イーストウッド:山田康雄

          映画メモ:『ガントレット』(ネタバレ)

          映画メモ:『海底二万哩』(ネタバレ)

          ●このメモは、備忘録として映画やドラマを見ながら趣味で書いていたものです。 ●他者に公開することを前提としない自分用記録だったため、単純な箇条書きばかりで可読性は低くなっています。 ●ネタバレ全開ですので、その旨ご了承ください。また、時々私見も混じっていますがそこはどうかお気になさらずに。 20,000 Leagues under the Sea 1954年アメリカ リチャード・フライシャー監督 ジュール・ヴェルヌ原作 ・1868年。船を襲う海の怪物。全長200メートル。

          映画メモ:『海底二万哩』(ネタバレ)