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【トレキャOBOG訪問 vol.13】「デザイン」でユーザーとの関係を作る。 UXデザイナー / 辻尾 真由美さん

こんにちは!
女子大生・女子高生マーケティング集団【Trend Catch Project(トレキャ)】のゆっか、ともか、はるかです🐈🐾

社会で活躍されている人生の先輩方にOBOG訪問をして、学生に向けて発信する「トレキャOBOG訪問」!👏

第13弾は、株式会社ヤプリでカスタマーサクセス、一般社団法人エクスペリエンスデザインユニット(XDUnit )理事を務める、UXデザイナーの辻尾真由美さんにお話を伺いました!✨

辻尾 真由美さん プロフィール

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1986年 大阪生まれ。2009年より1-10designでの経験を経て、2018年2月より一般社団法人エクスペリエンスデザインユニットを設立。理事就任。ユーザー利用状況の調査分析・コンセプト開発のワークショップ・グランドデザイン~開発・運営まで、幅広いデザインワークに従事するサービスデザイナー。2019年より株式会社ヤプリにて、カスタマーサクセスを担当。

「怖いもの知らず」を武器に、行動に移した学生時代

ー 現在の業界・業種で働くことになったきっかけは何ですか?

デザインをしたいと考えはじめた時に、「UXデザイン」や「情報設計」というキーワードを目にするようになったこと、ユーザーの体験を中心に考える「人間中心設計」という考え方に出会ったのがきっかけですね。

芸術大学の映像学科を卒業し、最初は1-10.incで3DCGや映像制作に携わっていました。

ユーザーの動向からデザインができる人になれば、作り手の「この広告はお客様に伝わっているのか」「お客様の感情を動かせているのか」といった悩みもなくなるのではないかと思い、この考えのもと、デザイナーへの転身を決めました。

ー モノ作りからデザイン領域へ活動の幅を広げられたのですね。
そんな辻尾さんが、ヤプリに転職されたきっかけは何だったのでしょうか?

ヤプリの勢いや、出会った人たちが魅力的だったことが(転職を決めた)きっかけです。

私が転職した当時は、まだ大阪支社を立ち上げたばかりで人も少なかったので、スタートアップの環境で部署を横断して仕事ができると考えました。

スタートアップは面接での決断のスピードが早く、この決断力やスピード感は、入社後の意思決定のスピードにも繋がっているのだろうと感じました。変化の多い世界で、このスピードで決断できること自体が凄いと思います。

ー 辻尾さんが、学生時代にやっておいて良かったと感じることはありますか?

とにかく、様々な人に会いに行ったことです。

実際に私は、気になる作家さんの展示会に行って直接お話ししたり、プロデューサーさんに自分の作品を見せに行ったりしました。当時を振り返ると、失敗するのが怖くなかったのかもしれないです。

働き方研究家である西村佳哲さんの『なんのための仕事?』という本が凄く好きで。「気になる人には会いに行こう」といった内容が書いてあるんです。学生時代に読んではいませんでしたが、こうして振り返ると結構実践していたなと思います。

「デザイン」でユーザーとの関係を作る

ー ヤプリではカスタマーサクセスというポジションでお仕事をされていますが、やりがいを感じる瞬間はありますか?

お客様との関わりから、成長を実感する時です。お客様の成功事例や視点から学ぶことも多く、そのような関わりのなかで成長を感じる時に、仕事のやりがいも感じます。

ヤプリはBtoBサービスの会社です。当然、利用者が増えれば利益につながり、解約されてしまうと利益が減ります。だから、常にお客様に成功体験を提供し、常にお客様の満足度を維持していくための活動をしています。

ユーザー層も様々なので、サービスを導入する企業の、さらにその先にいるユーザーの利用状況を考えることに面白さを感じます。

ー お仕事をされているうえで大事にしていることはありますか?

お客様やチームメンバーとの関係性を築き、仲間意識を持つことです。一緒にサービスを作り上げていく、チームメンバー、お客様、自分の三方よしを大切にしています。

ー 辻尾さんは、「アート」と「デザイン」という広義な言葉をどのように捉えていますか?

「アート」と「デザイン」双方の違いから考えていますね。

「アート」は自分から発信していく必要がある。必ずしも共感を得る必要はなく、これがいい、といった強い自分の気持ちがないと作れないものです。一方で、「デザイン」には対象となる相手がいます。自分だけでなく、生活者に届かなければ意味がありません。

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ー 対象となる相手がいる「デザイン」に携わりたいと思ったきっかけは何ですか?

前職で広告の制作やキャンペーン施策に携わっていたのですが、生活者やユーザーとの距離が遠いこと、短期的な関わりであったことに寂しさを感じていました。

「果たしてこれは届いているのか?意味があるのか?」と悩んだ結果、「役に立っている実感がほしい」という気持ちを抱いたことが、デザイン領域に興味を持ったきっかけです。派手な広告を作るよりも、長く使われ記憶に残るデザイン、行動を変えるきっかけになるデザインに携わりたいと思うようになりましたね。

まずは、「楽しい」と感じることから

ー 現在、XDUnit(一般社団法人エクスペリエンスデザインユニット)の理事も務められている辻尾さん。今後も、デザイン領域で仕事に携わっていくご予定ですか?

そうですね。今後はさらに、UX(顧客体験)デザインだけでなく、子どもと一緒にデザインが楽しめるような機会も提供していけたらと思っています。

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ー 最後に、この記事を読んでいる学生へメッセージをお願いします!

何でも、実験あるのみだと思っています。しんどくならない程度に、楽しいと感じることをコツコツやっていたらキャリアが見つかってくることもありますよ。応援しています!

まとめ

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辻尾さん、見学にいらっしゃったしまこさんと一緒に、ヤプリポーズ!🐈🐾

怖いもの知らずを武器に、とにかく様々な人に会う機会を自ら作っていたと語る辻尾さん。顧客との接点を大切に、「共感」をテーマとしたデザイン設計をされている現在のお仕事にも活かされているのだと感じます。

「デザイン、BtoB企業に興味がある」という学生のみなさんにとっても、参考になる点が多かったのではないでしょうか👀✨

辻尾さん、トレキャOBOG訪問へのご協力、ありがとうございました!🐈🐾

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