みんなにやさしいお皿。
まるの診断がおりたところまでを
ふり返ったので、
今日はちょっと違ったお話を。
長男まると次男コタ。
性格も特性も違うのですが、
共通しているのは
”手先や手まわりの不器用さ”
指先もそうですが、
手首がかたいというか…
自分がやりたいように
自分の手首~手先を動かすことが難しい。
わが子たちの手はそんな印象です。
モノをつまむ。
ふたを開ける・しめる。
ペンを持つ・描く。
はさみで切る。
ボタンをかける・はずす。
ふろしき包みをする。
などなど。
こどもでも、
手がしなければならない仕事は
盛りだくさん。
日常生活のさまざまな場面で
不器用さによるフォローが
必要な場面が発生するのですが。
そのうちの割合が大きいもののひとつ
=朝晩の食事時です。
手首がかたいために、
スプーンで食べ物をすくおうとしても
うまくすくえず、お皿からこぼれ落ちる…
ことが多発。
さらには。
母が口うるさく
「こぼさないように食べよう」
と言うから、
お皿から食べ物を落とさないようにしなきゃ💦
という思いから、
右手でスプーンを使い、
食べ物が落ちそうになったら
左手で落ちそうになったものを
ちょいちょいっとスプーンにのせる
(わかりづらくてスミマセン💦)
という状態になってしまいΣ(゚д゚lll)ガーン
左手の人差し指と中指が
常に食べものまみれ…( ノД`)
特にまるはクセで、
その食べものまみれの左手で
目や鼻もすぐさわってしまいます。
食物アレルギーのあるまるには、
なるべく食べ物のついた手で
肌を触ってほしくないという思いもあり。
食事時、
いけないと思いつつも
こどもたちの食事の様子に
気を張り巡らせて、
ついつい注意してしまう状態に…。
そして最も悩んだのは
なかなか進まなかった、
『お箸』の練習。
こちらも毎回毎回、
つい食べている最中に
「指、そうじゃないよー」
とつど指摘してしまったり。😭
食事の時間が
全然楽しいものではなくなっているなと、
食事が終わるたびに感じていました。
できないことを
少しずつ練習していくことは
もちろん必要ですが、
まずは。
今この現状でも上手に食べられるような
食器やスプーンやお箸を探してみよう!
と思い立ち、
ネットで、発達ゆっくりさんや発達障害の
お子さんをもつママさんのブログなどを参考に
食具の見直しをしてみました。
そうしていろいいろ試していくなかで、
現在も使っている食具たち。
その中から今日はお皿の話を。
一見。
ただの平皿に見えますが。
少し深めで、
お皿のフチの内側にそり(返し?)があるんです。
そのそりに沿ってスプーンを動かすと、
細かなおかずも
上手にスプーンにのってくれます。
そのおかげで食べこぼしは減り、
母の食事中のストレスも減りました。
そして、なんと!!
レンジもOKなのです😮
まるは食事が冷めていると
お腹がすいていても食事拒否Σ( ̄ロ ̄lll)
が多いので。
気軽に温めなおせるお皿、
ありがたいです。
磁器製ということで、
陶器よりは丈夫だとしても、
こどもが落としたら割れるやも…
という心配が唯一ありましたが、
実際つかってみると
重みがそれなりにあることで、
スプーンですくっている最中も
お皿が動かない(`・ω・´)b
結果的によいポイントとなりました。
手先が不器用な人だけでなく、
赤ちゃんを膝に抱えたまま、
片手スプーンでもごはんをすくい切れたり。
高齢の方で手の力が弱くなってきて
お茶碗を持つことが辛くなってきた時に、
箸でもスプーンでも
食べ物をすくいやすく疲れにくいので
食事を前向きに食べられたり。
ちょっとの工夫で、
たくさんの人が食事を楽しめる。
ユニバーサルデザインって
すごいなぁとしみじみ思います。
まるは6歳の今、
なんとか
お箸が使えるようになってきたので、
この”そり”はあまり必要と
しなくなりましたが。
まるの上をいく手まわりの不器用さのある
コタが絶賛愛用中。
シンプルなデザインなので、
大人用にパスタやリゾットを盛り付ける際にも
重宝しています。