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自己調整学習の導入法②(算数)

学習形態について

学習指導要領に示されていることができるようになることがゴール
だと考えるならば、教えるべき内容は動かせない。それでも変えていけるものにフォーカスしていきました。「子どもたち」と一緒に。

創った一つ目の学び場「教わるゾーン」

やるべき課題ができなかった、初めの説明でも理解できなかった、算数が苦手な子どもたちが一向に楽しくならないのは、言うまでもなくできないから。
できるようになるために「聞きに行こう」と子どもたちと合意形成を図り、黒板の前に集まりました。この場所では、先生に教わりたい人が学ぶのです。みんな先生に質問があって集まっているのですから、質問がないほうがおかしい。みんな「教えてください」と詰めてきます。ふつうの授業ではありえない光景かもしれません。自己調整学習だからこそ、自分に合った学び方ができ、主体的になるのです。

教わるゾーンで学ぶ子どもたち

ここで学んだあとの振り返りには、できるようになって楽しかったとありました。教師の楽しさの一つかもしれません。

二つ目の学びの場「相談ゾーン」

分からない事、心配なことは人に聞いて良いと分かれば活発になり、友達と話したくなる。みんなが集中していると声を出しにくい様子。そこで、空き机を相談できる場にした。おしゃべりゼロとはいかないけど、とても楽しく学ぶことができている。場を変えるだけで顔が明るくなる。

相談ゾーンで学ぶ子どもたち

思う存分友達と話し合って学ぶことができる環境は最高ですよね。大人もそれなら仕事に向かう足が軽くなる。

つづく…

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