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アクセルとブレーキ

こんにちは、エールラボえひめの泉谷です。
9月に入り、暦では秋ですが、暑い日が続きますね。夏の疲れがまだとれない私です。
 
前号で話題にした「子ども達の居場所」ですが、8/31で一区切りとなりました。7/24からのべ33日間、1000人以上の小学生が利用しました。一区切りと書いたのは夏休み編が終わっただけで、12月には冬休み編が控えているからです・・・。
 
さて、そんな「子ども達の居場所」を終えて、振り返ると「事業へのアクセルとブレーキ」が欠かせませんでした。
このコラムの読者には「一人事業者」も多いと思います。
一人事業者とは「事業の全てを自分で行なっている事業者」とここでは定義し、「子ども達の居場所」もスタッフや関係者は大勢いましたが、この事業は基本的に一人で運営したので、参考にできると思い、今号の話題にします。
 
事業へのアクセルはリーダーシップです。
事業に勢いや広がり、充実させるために突き進むイメージです。実際に「子ども達の居場所」では、子ども達の希望に応えたり、予定になかったコトを行ったり、楽しさや面白さの充実を図りました。
この時に発揮する一つがリーダーシップで、私が率先して楽しむ、始めることで子ども達も楽しんでくれてとても喜んでました。
 
しかし、アクセルを踏みっぱなしにして加速しすぎると時に「やり散らかし」に繋がります。後ろを振り返ると楽しんだカスなどが散乱して現場はゴチャゴチャになります。
結局、誰かに負担をかけてしまうことも多く、アクセルはほどほどに・・・がアドバイスです。
 
事業へのブレーキはマネジメントです
「目配り(全体の俯瞰)、気配り(周囲への配慮)、手配り(手順の確認)」がマネジメントの基本と教わり、事業を支える屋台骨と思っています。
人員の配置や予算管理、リスク管理などマネジメントは終わることがなく、日々意識しなければなりません。
 
しかし、マネジメントに固執すると、新しいコトへ対して消極的になる時があります。前例がない、リスクがある、人がいないなど「もっともらしいできない理由=アイデアキラー」になっては元も子もありません。
マネジメントにはメリハリ、強弱などがつけた方がいいはアドバイスです。
 
一人事業に対して「アクセル(リーダーシップ)」と「ブレーキ(マネジメント)」は共存、両立するのでしょうか?
答えは「共存できる、両立できる」です。そのためには「これまでの経験値が有効」と伝えています。読者の方なら、これまで規模などに関係なく、色々な事業に携わったことがあると思います。
その中で「うまくいったこと」「うまくいかなかったこと」などの経験、あるいは糧にしたことがあるかもしれません。
 
この経験値こそが、アクセルとブレーキを調整できる加減と私は思います。
(ここまでだったらマネジメントに影響ない。少々飛ばしてもリスクにならない)など、これまでの経験と照らし合わせるなどで調整すれば共存、両立はできます。
 
「アクセルとブレーキのどちらを優先させるべきでしょうか?」と聞かれる場合もあります。人それぞれですが、私の場合はアクセル優先です(笑)
 
あとで大きなブーメラン(≒しっぺ返し)を喰らうのも自分一人ですから、少々の冒険やリスクを負った方が、その先に得られる「醍醐味」は格別です。
 
一人事業は頼る人も少ない場合も多く、気苦労多いですが、自分で責任を負う以上、好きにできるのは醍醐味です。
経験を活かして、積極的に「アクセル(リーダーシップ)」と「ブレーキ(マネジメント)」を踏み込んで欲しいと思います。
 
エールラボえひめ・ディレクター
泉谷昇

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