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あっ、郵便を出したけど、内容が間違ってた…最後の手段「取り戻し請求」

「あっ、やっちゃった!」

金曜日に簡易書留で役所に大事な書類を送ったばかり。全て完璧だと思っていたのに、日曜日になってミスに気づくなんて。もうどうしようもないかと諦めかけたその時、ふと閃いた。

「待てよ、役所は土日は閉まってるし、簡易書留は手渡しだから配達されてないんじゃ……?」

もしかしたら、まだ配達先の最寄り郵便局で止まっているかもしれない。これはワンチャンある!

急いで調べてみると、まだ配達されていない。

さらに郵便制度を調べてみると、「取り戻し請求」という制度があることを知った。未配達の郵便(簡易書留に限らず、普通郵便でも可)を取り戻せるらしい。ただし、

  • 手数料がかかる(しかも安くない)

  • 必ず取り戻せるとは限らない

  • 窓口で本人確認が必要(※私はなぜかされなかったけど)

という注意点も。とはいえ、試してみる価値はある!

月曜日の朝、私は勤務前に郵便局へダッシュ。

開局前に並んだのに、手前におばあさんがすでに並んでいた。私と同じくのっぴきらない事情であろう。そう考えたが、開局後、おばあさんは私の目の前で、

「年賀はがきを10枚…」
などとのんびり話している。

「いやいやいや、おばあさん、あなたの用事は急ぎじゃない。一方、私の書類はこうしている間にも配達されてしまうかもしれない」と何の罪もないおばあさんにヤキモキする私。

ようやく自分の番になり、窓口で「取り戻し請求をしたいんです!」と伝えると、所定の用紙に記入するよう促された。簡易書留の受領証もあるし、これを見てサクッと手続きを…と思いきや、焦りすぎて字が汚い。

「この瞬間にも配達されちゃったらどうしよう」と内心ドキドキしながら、何とか用紙を埋めて窓口に提出。(結局私の字が汚くて読めなかったので)お姉さんは受領証を見ながら、配達先の郵便局に電話で確認してくれた。

(心の声:最初から受領証の情報で対応してくれればいいのに…)

それでも無事に差し止め成功!
自宅への返送手続きをし、手数料を支払って一件落着。

今回の郵便局の方は「郵便が止められるか確認」→「支払い」という親切な対応をしてくれた。

本来なら「申し込み」→「支払い」→「郵便を止める手配」だろうから、かなり良心的な対応をしていただいたものと思われる。感謝。

もちろん、そもそもミスするのが悪いのですが、まぁ、人間だからミスしますよね!!

皆さんも、大事な郵便で間違いに気づいた時は、最終手段「取り戻し請求」を思い出してみてください。頭の片隅に入れておくだけで、いざという時に助かるかもしれません。


郵便局の取り戻し請求について(2024年12月時点)

郵便物が配達前であれば、普通郵便でも、お近くの郵便局で「取戻し請求」を行うことで、受取人への配達を取りやめ、差出人に郵便物を返してもらうことが可能です。ただし、取り戻しに失敗しても、申し込み時にかかった料金は返金されません。

注意点:

  • 手数料が必要

    • 配達郵便局に請求の場合:550円

    • その他の郵便局に請求の場合:750円

  • 必ず取り戻せるとは限らない

  • 本人確認資料の提示が必要(マイナンバーカードや免許証など)

【取戻し請求書類に記載する内容】

  • 発送した日付、時刻

  • 発送した郵便局

  • 郵便物の種類(例:簡易書留など)

  • 追跡番号(あれば)

  • 送付先の住所と名称または氏名

  • 差出人の住所と名称または氏名

  • 請求内容

    • 窓口で手渡し希望、自宅へ返送希望など

詳しくは郵便局の公式サイトや最寄りの郵便局窓口でご確認ください。


おわりに

誰しもミスはつきもの。でも、知っていると知らないとでは大違いですよね。次回からは郵便を出す前にもう一度確認するとともに、万が一の時のために「取り戻し請求」のことを覚えておくと安心です。日常生活の小さな知恵が、大きなトラブルを未然に防いでくれるかもしれません。


#エッセイ #郵便 #取り戻し請求 #日常生活の知恵 #トラブル回避 #体験談


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YeKu@エッセイとか書いてる
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