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それでもきっと、だいじょうぶ。【メンバーシップ特典】

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仕事や人間関係で、頑張りすぎてしまうあなたへ。 「ちゃんとしなきゃ」と自分を追い込んでいませんか? このマガジンでは、自分を大切にするためのヒントが140本以上。 心理学や脳科…
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2024年10月の記事一覧

愛着がもたらすレジリエンス~心の傷を乗り越える『絆』の力~

「あなたの心の傷、誰かが癒してくれますか――」 この問いかけは、多くの人にとってドキッとするものかもしれません。人に囲まれていても、孤独であるという方は多くいらっしゃるものです。 前回は、感情の協働調整と自己調整機能について解説しました。 今回は、知らず知らずに負ってしまうトラウマ(発達性トラウマを含む)に対して絆の力がいかに有効かについてお話したいと思います。

絆に頼るレジリエンス 〜ひとりで頑張りすぎない感情の『協働調整』〜

「また、あの人に頼ってしまって……」 「迷惑かけてないかな……」 そうやって、ひとりで抱え込んでいませんか? 色々なことに疲弊しやすいあなたは、もしかしたら、幼少期の親子関係に原因があるのかもしれません。 今回は、愛着理論をベースに、悩みを抱えやすい人が、より生きやすくなるためのヒントをお伝えします。

絆が育むレジリエンス〜4つの愛着スタイルとうまくいかない人間関係~

「人と深い関係を築くのが苦手……」 「いつも同じような人間関係に陥ってしまう……」 そう思って、人間関係に臆病になっていませんか? 実は、その生きづらさは、幼少期の親との関わり方によって作られる「愛着スタイル」が影響しているかもしれません。 愛着理論について簡単におさらい4つの愛着スタイルさて、愛着理論においては、幼少期の親との関係によって、大きく4つのスタイルがあるとされています。愛着スタイルは大人になってからも尾を引くことがあり、友人関係や恋愛関係においても深く健全

絆が育むレジリエンス〜心の回復力を高める愛着形成〜

あなたは人生の困難に直面したとき、どのように立ち向かっていますか? 「もうダメだ」と感じても、再び立ち上がれる人と、そうでない人の違いは何でしょうか? その秘密は、幼少期から築かれる「愛着形成」にあるかもしれません。 これまで、本マガジン「それでもきっと、だいじょうぶ」でも何回か愛着形成について触れてきましたが、今回から数回にわたり、愛着形成とレジリエンスについて深掘りしていきます。少し重めの内容ですが、メンタルヘルスについてより深く知っていただくきっかけになればと思い

自分を愛せない人は、他人も愛せない?――慈愛の祈りのすすめ【セルフ・コンパッション】

「自分を愛せない人間が、他人を愛せるわけがない。」 こんな言葉、一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。正直、綺麗事に聞こえるかもしれませんし、私も以前はそう思っていました。でも、ちょっと待ってください。この言葉の裏には、意外と深い真実が隠れているんです。 自分に対して慈愛の心を持つことは、他人にも慈愛を向けることにつながります。逆に、自分を嫌っていると、他人も嫌いになりがちです。自分を許せない人は、他人も許せません。自己批判に忙しくて、周りに目を向ける余裕なんてないん

「憎しみ」を手放す3つの視点【セルフ・コンパッション】

「どうしてもあの人を許せない――」 そんな強い感情に囚われて、心が重く感じることはありませんか? その憎しみや怒りがあなた自身を最も深く傷つけているのかもしれません。 誰かを憎む心は、しばしば自分自身を苦しめます。 しかし、だからといって、「人を許しましょう、愛しましょう」と書くつもりはありません。 無理に相手を許す必要はありません。セルフ・コンパッションの考え方としては、許せない自分がいてもいいのです。それもあなたの一部です。 それでも、もし「許したい」「この重荷

セルフ・コンパッションは弱者の甘え…そう思っているあなたへ

「自分に優しくするなんて、ただの甘えだ。」 「セルフ・コンパッションなんて、弱い人の言い訳じゃないの?」 そんな風に思っていませんか? 本マガジンでもたびたび取り上げていますが、セルフ・コンパッションについてはまだまだ誤解や偏見が多く、受け入れがたい様子が散見されます。 もしあなたもそうなら、ちょっと立ち止まってぜひこの記事を読んでみてください。自分を甘やかすことに抵抗がある方、特に読んでほしい内容です。

ひとりで抱え込まないで。心に寄り添う支援の手【はたらく人のメンタルケア】

「最近、なんだか気持ちが沈む…」「このモヤモヤ、誰かに聞いてほしいけど、誰に相談すればいいか分からない…」 そんな風に感じていませんか? 現代社会は、目まぐるしく変化し、誰もがストレスを抱えやすい時代です。心の不調を感じたら、それは決して恥ずべきことではありません。むしろ、自分自身を守るための大切なサインと言えるでしょう。 そして、そんな時こそ、頼りになるのが外部機関の存在です。今日は、メンタルヘルスに関する支援機関や、相談窓口についてご紹介します。