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月1伝えるための勉強会#4 ~フードロス~
6月10日に行われた「月1伝えるための勉強会#4」のテーマはフードロスでした。
突然ですが、質問です。
みなさんは、毎日どれほどの食べ物がすてられているかご存じですか?
実は、日本人は毎日おにぎり1コ分を捨てています。
驚きましたか? なにを感じたでしょうか?
このような、はじめて何かを知ったときの「そうなんだぁ~」という気持ちと、そのときに持った問題意識を大切にしてもらいたいと思いました。
そこで今回は…
「”気づき”を大切にしてもらいたい」という思いを込めながら、フードロスについて学ぶ勉強会を企画しました。
【活動内容】
➀プレゼンテーションのあと、各参加者がコロナ禍にあるフードロスの問題について調べました。
②それぞれが関心のあることや、問題意識として感じることを参加者のみんなで10分程度調べました。
③みんなで調べた情報を共有し、意見交換を行いました。
ひとりひとりの問題意識が異なるので、さまざまな視点からフードロスの問題を発見し、知ることができました。
以下、出た意見をいくつか掲載します↓
・KURADASHIの学校給食キャンペーン
・食品ロス・フードロス格安通販PIARY
・産地から消費者までのフードチェーン上での食品情報を個体別に追跡し管理するfoodinfo
・イギリスのFruPro(IT)
・ハウス食品グループのホームページで食品ロスになりがちな食材を使っ たレシピの公開
この意見交換の中で、新しい気づきがありました!
とても興味深い内容でした。
みなさんは、ニュースをみているときに、飲食店の方の
「食品が悪くなってしまう。」「お店を営業しないと農家の人も困る。」
という言葉を聞いたことがありますか?
一見、コロナ禍の営業自粛でフードロスの問題が深刻化しているようにみえます。
しかし… ある参加者の方がこのような情報を共有してくれました。
コロナによる飲食店の苦境≠フードロスの増加
宴会などの中止で、食品ロスが減った外食事業者が66%いる。
この情報を知って、みなさんはどう考えますか?何を感じますか?
月1伝えるための勉強会は、いろいろな人と意見交換ができることが特徴です。今回もこのような新しい気づきをえることができました。
○最後に
各自で実践しているフードロス対策と、これから発信していきたいと思うことを最後にみんなで共有しました。
その中のいくつをご紹介します。
・お店の余った食事を消費者が安く購入できるフードシェアリングアプリをもっと普及させたい
・冷蔵庫の中にある食材からメニューを決めて、創作料理を楽しむ
・企業が提案する余りがちな食品を使った料理をつくる
・サルベージパーティーをする
・ドギーバッグを利用して、外食して残った料理を持ち帰る
【記録:YEH山梨 廣瀬】
●次回告知
・日程:7月10日(土)19:30〜21:00
・テーマ:2021年の世界食料デー(今年のテーマは?)
・参加者:YEH&伝えるボランティア
※この勉強会はHFWの青少年育成事業の一環で、内部向けに開かれているものです。
【「月1伝えるための勉強会」について】
「食料への権利」を実現するために世界5ヵ国で活動するハンガー・フリー・ワールド(HFW)で活動する15歳〜24歳のボランティア(YEH&伝えるボランティア)が月1回集まって、食料問題に関連するテーマに沿ったトークの後に、感想を共有し、理解を深め、そして、新たに知った情報を「誰かに伝える」方法を考えるための勉強会が、「月1伝えるための勉強会」です。
基本、毎月(ほぼ)10日に開催します。
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