ペットちゃんとの最期に「ごめんね」と「ありがとう」を伝えるとき

ペットちゃんとのお別れは、ご家族様にとって大きな悲しみとともに、「ごめんね」と「ありがとう」の気持ちが入り混じる瞬間です。ペットメモリアルドマーニでは、最後の時に「ごめんね」と涙ながらに見送られるご利用者様や、「ありがとう」と感謝を込めて送り出されるご利用者様がいらっしゃいます。それぞれの気持ちは、ペットちゃんへの深い愛情が形になった言葉です。

ペットちゃんと過ごした時間が長いほど、別れの時には「もっとこうしてあげられたかもしれない」という後悔や、「一緒にいてくれてありがとう」という感謝の思いが湧き上がるのは、ごく自然なことです。家族の一員として日々の生活を共にし、心の支えとなってきたペットちゃんだからこそ、最期をどう迎えさせてあげるかは、ご家族様にとっても大切な心の課題となるのでしょう。

延命治療や副作用のある薬を考えるとき

ペットちゃんの治療に際し、副作用のある薬や延命治療をどう選択するかは、ご家族様にとって大きな悩みです。特に、ペットちゃん自身が自分の意志を言葉にできない以上、その選択はすべてご家族様に委ねられています。ちなみに、福社長の恵比寿も、薬については気にせずご飯と一緒に食べてくれますが、口に入ったときに少しでも違和感があると、器用に薬だけ吐き出してしまうことがあります。そんな姿を見ると、彼らが治療の負担にどう感じているのかと考える瞬間があります。

ペットメモリアル ドマーニのあるご利用者様のお話が印象に残っています。このご利用者様はコロナ禍の中で大切な猫ちゃんがコロナに感染してしまい、なんとか治療を施してあげようと、酸素カプセルのような機器に入れて呼吸を支える治療を行われました。しかし、治療の甲斐なく猫ちゃんは旅立っていきました。その時、猫ちゃんの苦しそうな表情が今も心に残っているとお話しくださいました。「本当にこの子のためだったのか、人間のエゴで苦しい延命治療をしてしまったのではないか」と悔やまれ、「ごめんね」という思いが深く残ったそうです。

この経験を通じて、このご利用者様は「どこまでの治療をペットちゃんが望んでいるのか」を考えるようになり、次に別れが訪れる時は穏やかな最期を迎えさせてあげようと決意されました。現在そのご利用者様は「ドマーニと出会えたことで、安心して送り出せるようになった」とおっしゃってくださったことが、私たちにとっても励みとなっています。

「ごめんね」と「ありがとう」をもって見送る

ペットちゃんを見送る時に「ごめんね」と感じることは、ご家族様がそのペットちゃんを深く愛してきた証です。「あの時こうすればよかったのでは」「もっと楽にしてあげたかった」と思うのは、ごく自然な気持ちです。また、「ありがとう」という感謝の気持ちも、ペットちゃんが日々の生活に喜びや癒しをもたらしてくれたからこそ、湧き上がる感情です。

先述したご利用者様は、愛する猫ちゃんへの「ごめんね」と「ありがとう」の気持ちを抱きつつ、その経験を次の選択に活かそうとされ、お別れの場で涙ながらに「ありがとう」を伝え、手を合わせながら送り出す姿を見ると、このご利用者様がどれだけ深い愛情でペットちゃんと向き合ってきたかが伝わってきます。

ペットちゃんが日々そばにいてくれることのありがたさや、無償の愛情を注いでくれることへの感謝が「ありがとう」の気持ちに変わり、やがてそれが、別れの悲しみの中にも温かな思い出を残してくれるのです。

延命治療をしないという選択

ペットちゃんがどこまで治療を望むかは、言葉を持たないペットちゃんに代わって、すべてご家族様に委ねられます。ご家族様の「少しでも長く一緒にいたい」という願いがある一方で、「最後の時は穏やかに迎えさせてあげたい」という思いも自然に湧いてくるでしょう。

延命治療をしないという選択も、時にはペットちゃんのために必要な決断であり、愛情の形です。「この子のために何ができるのか」を考える中で、「苦しみを少しでも少なくすること」を選び取ることも、尊い愛情の一つではないでしょうか。いざという時にご家族様が迷わず見送れるように、前もって「治療をどこまで行うか」を考えておくことは、ペットちゃんを穏やかに見送るための大切な準備かもしれません。

お別れの後も「ありがとう」を伝える

お別れの後も、ペットちゃんへの「ありがとう」を伝え続けることは、ご家族様の心の癒しにもなります。お線香やキャンドルを灯し、静かに手を合わせるひとときも、感謝の気持ちを込めて「ありがとう」と伝えるための時間です。そうして思い出を振り返りながら「ありがとう」を繰り返すことで、悲しみの中に温かな気持ちが芽生え、心が少しずつ癒されていきます。

ペットちゃんが好きだった場所やふとした日常の場面で、ペットちゃんの存在を感じ、「ありがとう」と話しかけることが、亡くなった後もご家族様にとって心の支えとなるのではないでしょうか。ペットちゃんがいてくれた時間が、日々の喜びや癒しの源であったように、その感謝の思いは、これからも心に大切に残り続けるのです。

ペットちゃんを想って

お別れの場面で「ごめんね」や「ありがとう」を込めて見送ることは、ペットちゃんとのかけがえのない思い出をより大切にするための第一歩です。
悲しみの中にも、「そばにいてくれてありがとう」という思いを抱きながら、少しずつ心を癒していけることを願っています。

ペットメモリアルドマーニでは、志太、榛原、南遠地域を中心に、静岡県内でご家族様の大切なペットちゃんの訪問火葬サービスを提供しています。ペットちゃんとのお別れに際して、心から寄り添い、安心してお見送りいただけるようサポートいたします。

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