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好奇心を育て,テーマを作ってみるか?

あいかわらず短大部生活創造学科の「日本語表現法」で何をやるか悩む日々です。

概略を述べると8回(初回は45分のオリエンテーションなので実質7回)の授業を担当していますが,22,23年度とエッセイ(素材を探して20年前と今を比べる)とショートショートを書いていました。ショートショートはまあこんなところかなという感じがあり,あとは論理面のことを加えれば一応の形になりそうだという感触が得られました。

エッセイの方はちょっと難しくて,22年度は新聞縮刷版,23年度はもう少し広げ新聞,映像メディア(主にYouTube),図書館の参考図書(主に年鑑や統計)を使いました。書かれたもののレベルも様々でしたが,全体的にどうもヤラされている感が強く出てしまいます。そもそも勉強なんて「やらされる」ものだというのも一理ありますが,「書きたいものを(調べて・考えて)書く」ということを目指したいので,もうちょっと頭をひねらねばなりません。

そんなわけでウダウダと「書きたいもの」作り,つまりテーマ探しに関する本を読んだりして情報を集めていましたが,ようやく2つの本が見つかり,終わりが見えそうです。

まず良さそうだと思ったのがトーマス・S・マラニー (著), クリストファー・レア (著), 安原 和見 (訳) 『リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法』です。

かなり売れているようで,詳細はググってもらうのがいいと思いますが,この本はテーマ探しで重要なことを自分の興味・関心に焦点を当て,自分が重視しているものを見つける作業を具体的に示し,手を動かそうとしている点がとても良かったです。ただ,週1回の短大の授業でこれの一部をダイジェストでやるとしてもちょっと負荷が高そうで,かなりアレンジが必要だと思いました。でも序盤にあるようなたくさんの情報に触れるのって大切ですね。

次に良さそうだったのが「Feel度Walk(フィールドウォーク)」です。これは市川力『知図を描こう あるいてあつめておもしろがる』(岩波書店,ジュニスタ)に詳しく書かれていますが,講談社のコクリコもとても良いです。

Feel度Walkとは目的地を決めずダラダラ歩きながら「なんとなく気になったもの」をバシバシ写真に撮るという活動です。例えばこちらのツイートにあるのがイメージするのに良さそうです。

私も普段けっこう「ちょっと気になったもの」を写真に撮っているのでひとつ出してみます。これは「交互に濃淡が付いた植木」です。どうしてこうなるのか,気になります。

そして,こうやって撮っていった写真から1枚選びスケッチを描き,プレゼンをするそうです。

参考になりそうな動画です。

あと,こちらの本にも詳しく書かれているそうです。

いずれにせよ,この自分が気になるものを探す,見つける,というのを取り入れてみたいと思います。

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