見出し画像

ビビリなライターさんほど得意になる!取材記事のすゝめ

取材記事を始めてみたいけど、ハードルが高くて抵抗がある、人に話を聞くなんて私には怖くてできないと思われたライターさんも多くいらっしゃるのではないでしょうか?
取材記事の執筆ができるとライターとして、ひとつ上のランクにあがれることは間違いありません。
実はビビりなライターさんほど、取材記事は得意になれるんですよ。

取材記事の執筆はメリットしかありません

まず、取材記事の執筆のメリットをお伝えします。

  1. 情報収集能力が向上します
    取材記事を書くためには、情報を収集し、その情報を整理する必要があります。これにより、情報収集や研究能力が向上します。

  2. コミュニケーションスキルとライティングスキルの向上がします
    取材は基本的に他人との対話であり、その過程で質問力、聞き取り力、コミュニケーション能力が鍛えられます。
    また、取材記事を書くことは、言葉選び、情報整理し、読みやすい記事を作り上げる練習になります。
    やればやるほどライティングスキルが向上します。

  3. 新たな視点や知識を発見することができます
    取材対象から学ぶことで、自分だけでは得られない新しい視点や知識を得ることができます。
    準備をする時も自分で色々と調べると思うので、知らない土地やお店の情報をインプットすることができます。

  4. AIツールに奪われないスキルが身につきます
    AIは取材風の記事は書けるとは思いますが、独自の取材をするということは今のところできません。
    しかしAIツールは便利なものです。逆に上手く使ってみてください。

  5. 報酬が高単価なんです
    取材記事が書けると最低でも1本20,000円からと報酬の単価が高いです。
    オリジナル性が増すとどんどん単価があがります。

準備ができればほぼ完成

準備をしっかりするということは、全ての仕事に通じることだと思います。
この準備をしっかりしておけば、取材記事はほぼ完成したようなもの。

ビビリなライターさんほど念には念をいれて、しっかり準備をされると思うので、これができるから得意になるとお伝えした理由です。

事前に足を運んでおく

取材対象が「地域、店、人」でどれであったとしても、その土地の歴史やどのような場所なのかは調べておいて損はないと思います。

インターネットはもちろんガイドブックなどで調べておくと良いでしょう。
また、足を運べる場所なのであれば、何度も通っておくと心理的に安心できると思います。

お店の取材であれば、初対面よりもお互いにスムーズなコミュニケーションが取れると思います。

過去の取材記事を読んでおく

過去に他の媒体でも紹介されている同じ質問をすると、少し嫌な印象を受けかねません。

同じような質問をするのであれば、わかっているというニュアンスを伝えながら少し踏み込んだ質問をするのが良いでしょう。

ざっくりでいいので先に構成を書いておく

ざっとでいいので先に構成を書いておくと良いでしょう。
できれば写真もピンタレストやフリー素材からダウンロードして、先にイメージを落とし込んでおくのもおすすめです。

このような作業を下準備でしておくと取材時に聞きたいことや写真を取り逃すことも少ないのではないかと思います。

事前に取材内容を伝えておく

台本までは作成する必要はありませんが、先方に伝えておくと取材がスムーズです。

その場で急に質問されると返答に困る場合や、いい話があるにも関わらず思い出せないことも想定されます。

また、取材内容を伝えておかないと返答のピントがずれる可能性があります。
例えば「私」に対する質問だと思っていたら、実は「お店」の質問だったなど。

その逆もしかりです。

事前に質問文を渡しておく

事前に質問文を作成して渡しておくと、面白いエピソードなんかも思い出してくれるのではないでしょうか。

ただし、答え合わせをするわけではないので、自分の答えに誘導しないように心がけるべきです。

その他

スマートフォンでの録音が主流ですが、何らかのトラブルが発生することも想定してサブとしてICレコーダー(¥2000~3000程度のもの)を用意しておくといいと思います。

また、なるべく聞くことに徹したほうがいいとは思いますが、メモについてはその方のスタイルでいいと思います。

けっきょくのところ取材記事にルールや作法はない

相手が伝えたいことを引き出してあげたり、聞きたいことをしっかり聞くことができれば、最高の素材をもらったようなようなもの。

あとはその素材をどう料理するかだけだと思います。
お互いが幸せな気持ちになれる料理(記事)を作ることができれば最高ですね。

最後になりますが、これは取材記事を何度も書かれている方からアドバイスを頂いた言葉です。

「取材記事にルールや作法はありません。」

ルールに囚われているから、自分でハードルを上げてしまっているのです。
礼節は守りつつ、気軽に話を聞きに行くという気持ちで良いと思います。

どうでしたか?
ビビりなライターさんでも取材記事、執筆できそうではないですか?
あとは場数を踏むのみ、気構えせず、取材を楽しみましょう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?