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オンラインで重要性の高まる成長予感


早期離職の三大要因としてカイラボが提唱しているのがこの3つ

・存在承認
・貢献実感
・成長予感

この中でも、リモートワークやテレワーク、オンライン商談など、仕事でもオンラインでのやりとりが当たり前になる中で重要性を増しているのが成長予感です。

なぜ、今改めて成長予感が重要なのでしょうか。

成長予感の重要性が増す理由

成長予感の重要性が増している要因の一つが「仕事のやり方がものすごいスピードで変化している」ことにあります。

2019年まではオンラインでの商談の機会は多くはありませんでした。

打ち合わせは基本的に顔を合わせるのが当たり前。どうしても難しい場合は電話でのやりとりだったのではないでしょうか。

人材教育に関しても、以前はオンラインでの研修というのはごく一部、どうしても参加が難しい場合に実施する程度でした。

先輩社員の変化への対応が成長予感の源泉

みなさんは激変した仕事のやり方に対応できているでしょうか?
今後さらに大きな変化があった場合、変化に対応できるでしょうか?
例えば、ホログラムが実用化されてホログラムで商談するのが当たり前になるかもしれません。

若手社員にとって、会社の上司や先輩たちが新しい働き方にどれだけ対応できているのかは成長予感につながります。

なにより、昨年、今年の新入社員にとっては変化した後の今の働き方が当たり前です。

その働き方に対応できていない、例えばオンラインの商談は苦手だと言っている上司や先輩は「変化に対応できていない古い人間」と思われても仕方がありません。

そして、変化に対応できない古い人がいる組織で成長予感は高まりません。むしろ危機感ばかりが募るでしょう。

その危機感が「この会社の働き方に浸かっていたらまずい。他にうつった方が良い。」という判断をするかもしれません。

ベテラン社員のオンライン対応は最低限必要

先日、某大手IT企業で内定者研修を行いました。

その会社の人事の担当者の方は「オンラインでの研修に心配していたけど、今の学生はすごく慣れてますね。説明しなくてもZoomの操作はわかるし、その部分はうちの社員よりもスキルが高いです。」と驚いていました。

同時に「今のうちの社員のオンライン対応のレベルの低さがわかりました」とも言っていました。

先ほども書きましたが、この会社は大手IT企業です。

上司、先輩が成長し続けることが必須

このようなことは企業の大小を問わず、多くの組織で起こっているのではないでしょうか。

若手社員の成長予感を高めるには、上司や先輩が成長し続けていることが絶対条件です。今の時代において成長するとは、変化に適応することでもあります。

これからの時代がどうなるのか、社会や働き方がどう変化するのかは私にはわかりません。

ただ、変化に対応できないと生き残れない世の中になっていくのはほぼ確実だと思います。

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こちらの記事はカイラボのメルマガVol.423(2021年9月1日発行)のコラムの内容を一部編集したものです。

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