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管理職の仕事は「ミスをするな!」と言うことではなく、ミスが起きない仕組みをつくること

「マニュアル通りに仕事をやる」という言葉を聞いて、どんな印象を受けますか?

楽な仕事を思う人もいるかもしれません。
あまり面白くない仕事と思う人もいるかもしれません。
マニュアル化できるんだから簡単な仕事と思う人もいるかもしれません。

私の印象ですが、マニュアル通りに仕事をやるという言葉はおもしろくなさそうなどのネガティブな印象を受ける人が多いように思います。

カイラボではすべての仕事とは言いませんが、多くの仕事にマニュアルを用意しています。特に最近ではすべてリモートで完結する仕事も多いため、微妙なニュアンスの伝わり方の違いでアウトプットが大きく変わってしまう可能性があります。
やっぱりマニュアルは大事だと思います。

ただし、カイラボのマニュアルは1から10まですべての手順が書いてあるわけではありません。
例えば、ホワイトペーパー(新規のお客様がカイラボのサイト上でダウンロードできる資料)作成のマニュアルでは以下のような項目を記載しています。

・カイラボについて(理念や売上構成比など)
・ホワイトペーパー作成の目的
・事業におけるホワイトペーパーの位置づけ
・ホワイトペーパーを通じて顧客へ伝えたいこと
・ホワイトペーパー作成の注意点(ミスしやすいポイントなど)
・連絡および納品方法
・カイラボが大切にしたい価値観

また、ホワイトペーパー作成の注意点の中には、表現のゆれ起こりやすい事例集へのリンクを張っています。

さらに、マニュアルは常に更新しています。
一度メンバーから質問があった事項は随時マニュアルに記載していくようにしています。一人の人が疑問に思ったということは、今後他の人も疑問に持つ可能性がありますからね。

マニュアルを整備しているおかげで、仕事上で怒るということはほとんどなくなりました。「なんでミスするんだ!」と言うこともありません。

そもそも「ミスするな!」と言っても人はミスする生き物です。
大事なのは、いかにミスが起きない仕組みをつくるかです。本来、ミスをしない仕組みをつくるのが管理職の仕事の一つだと思います。
ただ、現実的にはプレイングマネージャーだとその時間がつくれないことも多いのが、日本企業の大きな問題かもしれません。


カイラボではできる限り多くの方に気持ちよく仕事をしてもらうためにもマニュアルの整備を進めています。特に今注力しているのが、先日リリースした早期離職.comのサイト運営に関するマニュアルです。
また、早期離職.comのマニュアル整備も含め、一緒に盛り上げてくれるメンバーの募集中です。


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