在宅介護・・・その12
こんにちは♪ 医療系事務職員応援隊の長幸美です。ずいぶんご無沙汰していますが、皆さん、如何お過ごしでしょうか?
今年の冬は、これまでに経験がないと表現されるような大寒波で、大雪になったり、かと思うと春のような陽気の日が続いたり、健康管理も大変ですね。
寒がりの父は如何しているでしょうか?
今年の乾燥はひどくて、母は足も手もあかぎれが酷いのですが、まぁ言うことを聞きません。皮膚科にも行かなければ、オイルやクリームなども使わず、もう好きにさせています。
さて、8月の父のグループホームの入所、そしてオミクロン株の流行に伴い、面談はできません。グループホームから連絡があるときは、
褥瘡ができた、
ヘモグロビンA1cが上がった、
抜歯する、
おむつが足りない、
などの連絡のみ。請求書に入っている写真のみの対面です。わかっていたことですが、なかなか辛いものがありますね?
さて、在宅では、今88歳になった母と、センターに通う娘と三人になってしまいましたが、私も少しずつ花壇を始めました。
あ、畑や庭木は母が思い通りにならないと大変なので、手出ししません。
娘がセンターから貰ってきた菜の花の種を植えました。ようやく双葉が🌱大きくなってきました。雪にも負けずに頑張っています。
一月は往ぬる、二月は逃げる、
そして、三月は去る、と言います。
その通り、2月まであっという間で過ぎてしまいました。気合いを入れ直して頑張らなくちゃ!と思っていた矢先・・・
父がお世話になっているグループホームから電話がかかってきました。
熱が38.5℃になり、呼吸状態が悪く、入院したというのです!
とうとうきたか・・・嫌な予感がしました。
前日、看護師さんから「微熱があり、コロナ、インフルエンザの検査をしたらマイナスだったので安心してください」と連絡が入り安心していたのですが、熱発してしまったようです。
再度PCR検査により陽性が確認され、施設の特性上入院となったこと、食欲はないものの、バイタルは安定しており、SPO2は95%以上あって、軽症〜中等症1程度とのこと、ただ10日間のコロナ病棟隔離が必要、もちろん面会はできません。認知症がありますし、糖尿病もありますので、少々心配ではありますが、本人の生命力を信じるしかありませんね。
もう一つ気になることが・・・
入院時のCTで、大動脈解離がありそうとのこと。笑福亭笑瓶さんが前日亡くなった病気では? 少しざわざわしましたが、コロナが落ち着いたら造影検査することとなりました。
さて、こうなると何となく先延ばしにしていたのですが、人生会議が必要になってきます。
父の状態を考えると、積極的な治療はもういいのではないかと・・・
認知症はかなり進んでいて、すでに自分のことも、家族のことも、どこにいるのかもわかっていません。その状態で大きな手術や延命は父も望まないのではないか、と思うのです。
妹も同じ思いでした。
では、母は?
物忘れも入ってきています。理解力も今ひとつですが、何よりも気になることは何度も同じことを繰り返して、気に病むようになってきて、重箱の隅をつついて、攻めるようになってきました。今回のコロナ感染についてもグループホームを責め始めかねません。さて、どうしましょうか?
ニュースの感染者の報道にしても、どこから感染したか、誰が感染源か、しつこく、ブツブツ言っています。
私はアレルギー性鼻炎がありますが、くしゃみをしただけで、感染源扱いです。本社に行くとか福岡オフィスに行くとなったら、バイキン扱いです。そうかと言って、自分が街中に行くのはOKなんですよね。勝手なものだと思うのですが・・・
話を戻しましょう。
人生会議です。
元気なうちはなかなかできなかったり、何となく「死」ということに対し向き合えないというか、避けていることが多いと思います。
忌み嫌う風習はまだまだ残っていて、話題にしづらいのも事実ですね。
でも、いざ意思表示ができなくなって、今回のような状況で、急性期の病院に行きますか? どこがいいですか? 延命治療はどうしますか? 積極的治療はどこまでしますか?
と、問われて初めてドキリとしました。
そうか、こういうことなのか・・・
「もしバナ」で、ゲーム感覚で早いうちから気持ちを整理すること、周りの人に伝えておくこと、とても意味のあることだと、改めて感じて、深く考えています。
看取りまでの道のりを考えると、不安がいっぱいです。パートナーがいないということの意味を改めて考えてしまいます。でも、まぁ、成るようにしかならないか〜と最後は落ち着くのですがね。
さて、明日は明日の風が吹く。
どんな1日が待っているでしょうか?